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カテゴリ:地理
列島に寒波、各地で大雪(共同通信)
寒波に見舞われた日本列島は北日本から西日本にかけて大雪となったほか、各地で今季一番の寒さとなった。 14日からセンター試験が行われているが、2日目の15日も大荒れの天気が予想され、気象庁では警戒を呼び掛けている。 いわゆる「不要不急の外出は控えて」レベルだと思うのだが、さすがに受験生にとって試験は死活問題。 以前からセンター試験は「雪で交通が乱れ…」というのが定番のような気がするのだが、この季節に開催される以上仕方がないことなのかもしれない。 インフルエンザの流行期でもあり、試験の時期を変更する議論があったもいいように思うが、いざ変えるとなると色々と大変なのだろう。 今朝の地元府中のアメダスの最低気温は-3.2度。 先ほど23:40の気温が-2.6度とだいぶ冷えてきていることから、明日の朝はさらに下がる可能性がある。 久しぶりに水道管が凍るかな。 それでも東京界隈だからこの程度で済むわけで、全国に目をやると最低は北海道の占冠が-29.7度、次いで同じく北海道の江丹別が-29.0度 となっている。 占冠はスキー場で有名な山に囲まれた村で、標高はおおよそ332m。 <地理院地図より> 一方、江丹別は旭川市内の北部にあり標高は約140m。 <地理院地図より> ちなみに過去最低記録は1902年に旭川の測候所(現在の気象台)で記録された-41.0度。 アメダスでの記録では1978年に、前述の江丹別で-38.1度を記録している。 昔「-40度の世界ではバナナで釘が打てます」というCMがあったが(覚えている人はどれくらいいるだろうか)、日本国内、それも人が住んでいる場所でそれに匹敵する気温があったということ。 世界最低気温は南極大陸で2010年に観測(ランドサット衛星による)された-93.2度だが、ただしこれは人のいない南極の高原地帯の話。 人が住んでいる場所に限れば、シベリアのベルホヤンスクの-67.8度とオイミャコンで-71.2度(ただしこの値は観測方法について議論があり、ベルホヤンスクを最低記録とする見方もある)が有名。 <ベルホヤンスク:Googleマップより> <オイミャコン:Googleマップより> こんな極寒の地でも普通に暮らしている人がいるわけで、やはり世界は広い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.15 01:14:10
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