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カテゴリ:交通
パイオニアのクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」を活用した コミュニティバス向けの位置情報通知システムを、中津川市が行う実証実験に採用(パイオニア)
岐阜県中津川市が行うコミュニティバスの利便性向上に向けた実証実験に、パイオニアの業務用カーナビゲーション向けクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」によるコミュニティバス向けの位置情報通知システムが採用されることが決まった。 この位置通知システムは恵那バッテリー電装が開発したもので、ビークルアシストとスマートフォン用アプリケーション「LINE」を活用しており、コミュニティバス利用者は、「LINE」上の地図でバスの現在位置を確認することがでる。 ビークルアシストのWeb APIサービスと無料アプリケーションであるLINEを利用することで、一般的な位置情報システムと比較して導入コストも運用コストも抑えることができるという。 <ビークルアシスト “Web APIサービス”概念図(パイオニア報道資料より)> コミュニティバスの位置情報を通知。中津川市坂下地内で実証実験を開始します(恵那バッテリー) こちらに具体的な操作イメージがあった。 LINEのトーク画面で文字を入力すると、コミュニティバスの現在位置情報が住所と地図で自動的に返信される形になっている。 <恵那バッテリーホームページより> コミュニティバスの位置情報を通知 坂下地内で実証実験(中津川市) コミュニティバスは市が運営し、実証実験は1月30日から3月末まで坂下地区で行われる。 有効性が確認されれば、スクールバスや幼稚園バス、外国人観光客向けのバス、ホテルや商業施設などの送迎バスなどでも実験を検討している。 専用システムは運用サイドのコストの面はもちろん、利用者にとっての使い勝手や手軽さという点でも課題がある。 LINEのように平時から使われているアプリを使用することで、ユーザー側のハードルは下がることにな。 ただ、コミュニティバスの利用者の中でも一定数を占める高齢者がこうした仕組みを使えるのかは未知数だ。 それでも導入・運用コストが下がれば、他の地域のシステムに転用しやすい。 地方のバス利用者増の解決策の一つになるのであれば悪い話ではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.28 01:07:57
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