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京都市バス「前乗り後降り」で車内混雑解消へ(京都新聞)
京都市バスが車内混雑解消のため、長年続けている「後乗り前降り」から「前乗り後降り」に変更することで混雑を緩和できるかを確かめる実証実験を行う。 乗降方式は車内の混雑の原因の一つとみられている。 市バスは均一区間以外に、乗車距離に応じた運賃設定の調整区間があり、降車時に運賃を払う「後乗り前降り」方式を半世紀近く採用している。 しかしこの方式は地理に不案内な乗客が降車口に近い前方に集まりがちとなり、スムーズな降車を妨げることにもつながる。 実証実験では「前乗り後降り」を一部路線で試みる。 車体中央部にある降車口に向けて車内の前方と後方のどちらからでも降りやすい動線を実現できるかを確かめることになる。 単純に導線を考えれば「前乗り後降り」の方が望ましいのは当然のことだが、均一区間は問題ないとしても、郊外などで乗車・降車停留所の違いで運賃が異なる路線などではどうしても「後乗り前降り」になってしまう。 かといって同じ京都市バスで「前乗り後降り」の路線と「後乗り前降り」の路線が混在すると利用者はとまどうことになる。 バスは地域によって乗降方式や運賃ルールが異なるため、慣れない「一見」利用がしにくいのが現実。 逆にいえばこうした問題を解決すれば利用者が増える可能性はある。 運賃均一区間はもちろんだが、運賃が変わる区間についても、ICカードを利用すれば「前乗り後降り」でもスムーズに乗り降りできることになる。 実証実験の成果は待たれるところだが、「前乗り後降り」実現のためには運賃の支払い方式をどうするかという点を常に並行して考えていく必要があるのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.18 00:28:39
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