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カテゴリ:GIS
指定緊急避難場所データを「地理院地図」から公開(国土地理院)
国土地理院と内閣府(防災担当)、消防庁は、災害時の緊急の避難場所である「指定緊急避難場所」を「地理院地図」で2月22日から公開した。 地理院地図では指定緊急避難場所の位置や名称、対応している災害の種別等について、地図や空中写真、様々な主題図等と重ね合わせて表示することが可能。 また、ウェブやスマートフォンアプリ、GIS等で利用可能なデータ形式での公開となっており、防災アプリケーションの開発等にも活用できる。 <国土地理院ウェブサイトより> 地理院地図では、以下の災害種別ごとに指定緊急避難場所を確認することが可能。 1.洪水 2.崖崩れ、土石流及び地滑り 3.高潮 4.地震 5.津波 6.大規模な火事 7.内水氾濫 8.火山現象 そもそも指定緊急避難場所が災害種別ごとに指定されている点はもっと周知が必要だろう。 ここが正しく理解されないと誤った避難に繋がり泣けない。 その点では地理院地図で公開されたことは大きな一歩といえる。 また、「指定緊急避難場所」と「指定避難所」の違いについても、まだまだ誤解が多いように思う。 指定緊急避難場所は災害による危険が切迫した状況において、住民等の生命の安全の確保を目的とした避難先であるのに対して、指定避難所は避難した住民が災害の危険性がなくなるまで必要な期間滞在する、あるいは災害により自宅へ戻れなくなった住民が一時的に滞在することを目的としており、それぞれ施設の性質が異なる点は注意が必要。 なお、地理院地図では今後整備が完了した市町村のデータを順次公開していくほか、指定内容に変更があった場合はデータを更新していくという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.23 00:53:46
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