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カテゴリ:地図・位置情報サービス
ポケモンGOで全国の観光地図 地域活性化へ自治体と連携(共同通信)
ナイアンティックと株式会社ポケモンは全国の地方自治体と連携し、ポケモンGOをしながら街を巡るための観光地図を作製する取り組みを始めた。 地図上にジムやポケストップを観光名所と併せて記載することで観光客の誘致を促し、地域活性化につなげようという取り組み。 また、両社は自治体の要望を受けジムやポケストップを増設するとしている。 その第一弾として福島県須賀川市が観光マップを公開した。 「ポケモンGO」公認のぶらり観光マップ 第1弾は福島県須賀川市(ニフティニュース) 観光マップへの取り組みは第一弾が福島県の「ふくしまDEぶらり観光MAP」。 先陣を切って須賀川市が公開されたが、今後県内38市町村の地図も順次掲載される。 福島県以外では京都府で3月に宮津市の天橋立の地図を公開する予定だという。 これまでもポケモンGOは東北や熊本の被災地との連携に取り組んでいたが、こうして地図という目に見える具体的な形が出てきたのは今回が初めて。 これまでも位置情報ゲームは地域活性化に貢献できるとしてさまざまな取り組みがされてきたが、中でもポケモンGOは昨年の公開以来一大ブームを巻き起こしており、ユーザー数も多いだけに影響力は間違いなく大きい。 こうした取り組みを行うことで観光客誘致の可能性はある。 その一方で、ゲームが目的で来る人に対してどれだけ地域の魅力をアピールして、口コミを広げたり、あるいはリピーターになってもらったりという、本当の意味での観光振興に繋げるためには地域としての工夫が不可欠でもある。 ポケモンGOはゲームそのものの仕組みとして地域特性が出しにくい。 プレーヤーは基本的にポケモンやジム、ポケストップを探しているので画面を注視しているので(ARで背景はその場所の景色になったとしても)どこに行ってもやっていることは一緒である。 特定の地域にレアポケモンを配置したとしても、それをゲットすればそれまでのこと。 それだけではリピーターにならないし、地域活性化にも繋がらない。 やってくるプレーヤーたちに地域の本来の面白さをどのように伝えてリピーターになってもらうのか、あるいは滞在中の消費行動を促すのかという意味ではきちんとした戦略が必要。 ポケモンGOはプレーヤーの年齢層が比較的高いので、魅力あるアプローチができればそれなりの消費行動は期待できるはずで、今回作成される地図も、チャンスを生かすべく、記載する内容をきちんと吟味するべきではないか。 ただゲームに期待するのではなく、ゲームをきっかけにできるかどうか、地域の対応が問われることになりそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.24 01:37:47
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