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カテゴリ:交通
華のない京王電鉄の強みは、どこにあるのか(ITmedia)
沿線住民として興味深く読ませてもらった。 京王の特性として、終点までの距離がそれほど長くないということがあるのではないかと思っている。 新宿から京王八王子は37.9km、橋本が38.1kmというのは記事にあるとおりだが、他の私鉄を見ると小田急が新宿~小田原間82.5km、西武が池袋~西武秩父間76.8km、東武東上線の池袋~寄居間75km、東武本線が浅草~新藤原間144.6km、京成本線の京成上野~京成成田間61.2km、京急の泉岳寺~三崎口間66.9kmと軒並み優良列車が走る程度の距離がある。 都内からの放射線でない相鉄を除くと、強いて言えば東急が渋谷~中央林間間31.5kmと短いのだが、そういえば京王と東急は沿線の性質は似ているかもしれない(ただしカラーはだいぶ違う)。 「富裕層が多い」「住みやすさを勧める住民が多い」というのもなんとなく頷けるのは、沿線に落ち着いた街が多いことだと思う。 きゃぴきゃぴした雰囲気の街があまりなく、よくいえば大人の街。 ただし裏を返せば活気も少ないということになる。 沿線に高尾山や多摩動物公園、東京競馬場、味の素スタジアムなど、メジャーな集客施設が多いのも個性のひとつ。 加えて、沿線には大学等の学校も多いため、沿線の街は落ち着いていても、車内の客層でいえば若者の割合も高いように感じる。 それでも何となく地味に感じる要因の一つは、乗り入れ路線が都営新宿線であることも大きいのではないか(笑) ダイヤも現状の設備等を考えればなかなか上手く組まれていると思う。 競馬開催日や味スタでの試合開催時間帯等の臨機応変な臨時停車や、競馬開催期の臨時列車が設定されたダイヤなども京王特有のものかもしれない。 個人的に難点を挙げさせてもらえば、新宿駅の狭さだろうか。 構造上拡大できない事情があるとはいえ、現状で飽和状態といえる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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