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2017.03.05
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カテゴリ:地理
大河ドラマ誘致の「戦国時代」到来 全国各地に団体、NHKへ陳情も(福井新聞)

面白い視点。
福井県では2015年から誘致活動を行っているが、ライバルが多いという記事。
目指すのは2020年以降(2019年までは既に決まっているため)だが、全国にライバルと目される誘致組織が25もあるとか。

カギはNHKと民間組織の太いパイプだというが、実際のところ取り上げて面白い人物かどうかというのはかなり大きいのではないか。
現在放送中の「おんな城主 直虎」は正直思っていたより面白い出来になっているが、歴史の流れを重視する従来の大河ドラマらしさはあまり感じない。
むしろ登場人物のキャラを立てることで、ドラマとしての面白さを前面に出していることが成功している印象を受ける。
ただし、(ここまでの時点で)話が井伊谷ローカルで進んでいるため、地域への注目度は高そう。
このあたりが観光客誘致にどこまで貢献できるかがポイントになるだろう。

これまでも大河ドラマは地域への観光客誘致にとっては大きな存在だった。
昨年の「真田丸」は上田を中心としながらも、上州や大阪、あるいは九度山などさまざまな場所に観光客の足を向けさせた功績は大きい。
そういう意味では「地域観光に貢献できる」主人公を立てることができるのかも重要な要素になる。

たとえば伊能忠敬は何度も候補に挙がっており、地元である千葉県の佐原では誘致に力を入れているが、江戸に長く住み、測量して全国をまわっているわけで、ドラマをどう描くのかに加え、地元にどれだけ観光客を誘致できるのかは未知数だ。

はたして2020年はどこが笑うのか、楽しみに待ちたい。





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Last updated  2017.03.05 22:56:47
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