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カテゴリ:GIS
ビッグデータ活用 犯罪予測で事件の検挙に 京都(NHK)
昨年10月から京都府警が運用を開始した「予測型犯罪防御システム」については当時このブログでも取り上げたが、その成果としてひったくりの容疑者など5人を逮捕し、38件の事件の検挙につながったことが判明したという記事。 そのシステムは過去の犯罪傾向を分析して、性犯罪やひったくりなどの発生を予測することで事件の未然防止を目指したもので、過去の10万件以上の大量の犯罪情報をいわゆるビッグデータ解析している。 システムで予測した地域を重点的にパトロールしたことが逮捕や検挙につながったという。 今後は検証を進めながら、さらにシステムの精度をさらに高めていくことになる。 起きる可能性が高い犯罪情報が、時間帯やエリアに応じて地図上に表示されるというメソッドは、GISを使用したエリアマーケティングをほうふつさせる。 犯罪の発生にはさまざまな要因・要素があるわけだが、中でも「場所」と「時間」は大きな意味を持つ。 それがシステム上で可視化されることで、管轄の壁を越えて効果をもたらすことになる例といえる。 もっとも、システムの最大の目的は犯罪を未然に防ぐことにある。 その意味では、公開することで地域住民と共有することでさらなる効果が期待できるのではないか。 もちろんデリケートな情報でもあるので、公開にあたっては何らかのフィルターをかける必要はあるが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.06 23:59:14
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