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カテゴリ:GIS
国内初、風況情報等を一元化した「洋上風況マップ(全国版)」を公開(NEDOニュースリリース)
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が洋上風力発電の設置場所を計画する上で必要な情報を一元化した「洋上風況マップ(全国版)」を公開した。 NEDOではこれまで陸域を対象とした風況マップを公開してきたが、風力発電事業の発展には今後洋上風力への展開が必須であり、それをさらなる低コストで実現することが重要となる。 「洋上風況マップ(全国版)」は低コストで信頼性の高い洋上風力発電の検討のために、「広範囲かつ高解像度(500mメッシュ)の風況情報」「自然環境情報・社会環境情報」「発電量簡易予測」等を一元化したものだ。 「NeoWins(NEDO Offshore Wind Information System)」と名づけられたマップはウェブで公開されており、GISで利用するためにダウンロードすることも可能になっている。 また、計画する洋上風力発電の設置予定場所の緯度経度と風車の出力特性を入力することで、風配図や風速階級別出現頻度、年間発電電力量や設備利用率といった簡易予測シミュレーションが高度別にできる。 さまざまなな専門的情報の閲覧や、場所や高度を選択しての簡易シミュレーションがウェブサイトで一元的にできるのは画期的。 さらに、ダウンロード可能である点も特筆できる。 なお、シミュレーションには米国のオープンソースのモデルであるWRFを用いているほか、入力データ提供で神戸大や産総研、GISの作成でアジア航測が協力している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.28 02:28:27
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