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カテゴリ:GIS
その道 安心して歩けますか?(NHK)
点字ブロックが破損、あるいは摩耗していたり、点字ブロック状に自転車等の障害物が置かれていたりという状況は、視覚に障害がある人にとっては安心して歩けるという目的を阻害することになる。 沖縄県で総務省沖縄行政評価事務所が、道路の安全性を確保するため昨年6つの国道およそ284kmを調査したところ、379か所が点字ブロックの不備にが指摘された。 沖縄行政評価事務所が沖縄総合事務局に改善を求めたところ、現在ほぼ改善されたというが、こうした一斉点検を継続的に実施するのはなかなか難しい。 自治体だけではなかなか気づかないこうした点字ブロックの障害を、市民の力で解決する取り組みも実施されている。 千葉市では、「ちばレポ」と呼ばれる、市民参加型の投稿の仕組みが動いている。 道路のくぼみや壁の落書きなど、市民目線で気づいた問題をスマートフォンで撮影、投稿する仕組みだ。 投稿には点字ブロックの不備等に関するものもあり、こうした情報を生かして補修することで改善する試みが動いている。 東京都北区では、点字ブロックの設置場所などの情報を検索できるサイトが公開されている。 NPO法人「ことばの道案内」が北区と連携して開設された「点字ブロックデータ検索サイト」だ。 このNPOでは実際に障害のある人と一緒に道を歩くことで、点字ブロックの設置枚数や距離、破損や摩耗の状況を調査した。 今後オリンピック・パラリンピックに向けてバリアフリーな街づくりが進む中で、特に維持管理の部分では市民参加型の仕組みが不可欠になってくるのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.06 02:24:27
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