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カテゴリ:地理
日本最西端の島・与那国に通信制高校の新設検討 夏に実証実験(沖縄タイムス)
ICT技術を活用して日本最西端の与那国島に通信制高校を設置しようという試み。 島に高校がない現状では高校進学のため島を離れなければならないいケースが多く、その際に家族も一緒に島を出てしまうことが多く、構図的な人口流出が深刻な問題となっている。 音階の試みはこうした状況を解消しようとインターネットで授業を配信しようというもので、今年の夏に琉球大学教育学部の協力を得て生徒への模擬授業を行う実証実験を予定しているという。 高校進学による人口流出は離島ばかりでなく、山村などでも見られる構造的な問題。 以前ある山村で話を聞いたが、高校進学とともに村を一旦出てしまうと、卒業後も職場を求めて都市部へ人が流れるため、村に戻ることは少ないという。 こうした構造が離島や山間部に限界集落を生むひとつの要因となっている。 今回の試みはそうした問題を打破する方法のひとつとして期待される。 授業のあり方はもちろん、その後のキャリアパスも含めて仕組みづくりをしていくことが重要で、上手くモデルができれば離島ばかりでなく人口減少問題を抱える多くの自治体にとって朗報となるのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.20 02:42:08
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