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カテゴリ:地球科学
幕張メッセで開催されている(5/20~25)JpGU-AGU Joint Meeting 2017へ。
例年地球惑星科学連合大会(jpGU)として開催されているが、今年はアメリカ地球物理学連合(AGU)とのジョイント開催という形になっており、例年以上に海外からの参加者が多く、JpGUとしても英語セッションが増えている印象。 今年は例年聴講しているセッションがこの土日に集中している。 聞きたいセッションが同時間で重なっているケースが多いのが何とも残念だが、これだけの地球科学関連の研究者が一堂に会する機会もそうそうなく、個人的には貴重な学びのチャンスでもある。 今日はプログラムの関係で色々なセッションをつまみ食いする形で見ていったのだが、興味深かったのはパブリックセッションで行われていた「日本のジオパーク-しくじりから見えてくるジオパークの理想像-」。 例年ジオパーク関連のセッションは多く、学会としての体裁から乖離したものも多く(自治体が主体となって観光承知的な内容に終始するような)、それに対する批判も少なからずあった。 この「しくじりセッション」も必ずしも地球科学的な内容ではなく、どちらかといえばジオパークを運営するにあたっての体制や考え方に焦点が当たっている。 ただしテーマが非常に明確で、非認定や再認定といった残念な失敗を経験したジオパークがその後どのように変化していったのかという、ある意味多くの関係者にとって重要な教訓を共有するといった方向性が見えた。 「地球惑星科学のアウトリーチ」セッションは、アウトリーチといういわば分野横断的なテーマということもあり、さまざまな事例が発表された。 研究が専門分野に特化すれば隣接分野の取り組みにまで視野が及ばなくなりがちだが、アウトリーチのようなテーマは案外隣の分野でやっている事例が参考になったりもするものだ。 そういう意味では、連合大会のような他分野の研究者が集まる機会でこそアウトリーチのセッションは意義があるものといえる。 オーラルのセッションの終了後は多くの参加者はポスターセッションに流れる。 今年は昨年よりもさらに広いホールが用意されており、どこかどこだかわからないほど。 それでも終了間際まで報道も含めかなりの人が集まっていた(ビールのサービスがあるので効いているかもしれない)。 夜は毎年参加しているオフ会へ。 SNSでは繋がっていても、リアルでは年に1度、この機会にしか会えない人も多いのでこれはこれで貴重な機会。 いうなれば研究者の生存確認のようなものかもしれない(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.21 01:46:03
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