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夏の「怪談ツアー」へ向け“お祓いの儀式”…はとバス、好調で今季は3コース(CYCLE)
東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅からちょっと歩いた路地裏、通称「お岩さま」の鳥居前に、はとバスの女性ガイドやシーライン東京の船長の姿。7月14日夕方、はとバスグループがこの夏に実施する「怪談バスツアー」の“お祓いの儀式”が行われた。 「怪談ツアー」が人気というのには驚かされる。 もちろん夏になれば毎年のようにテレビや雑誌で怪談特集が組まれるのは定番だし、「肝試し」なる行事は昔からあるにはあった。 一方でこうした場所を訪れるとよくないことが起こるという話はよくあって、昔はテレビや映画、舞台などで「四谷怪談」を扱う際にはお祓いをするのも恒例行事だった。 記事によれば怪談ツアーは1973年に始まったものの、1年だけの短命に終わったものの、1999年に復活すると今年で18年目をむかえる恒例ツアーに成長したという。 この間にいったい何が変わったのだろうか。 人々の怖いもの見たさが当時と変わったとも思えない。 あるいは人々の地理的関心の高まりが土地への因縁を呼び起させ、怪談話をその場所の観光コンテンツとして認識するようになったという見方もできる。 考えてみれば子ども頃、私たちは神仏への畏れを抱いていたはずだ。 神社やお寺でいたずらをはたらけば罰があたる、という意識があったし、土地にまつわるさまざまな迷信を信じていた。 人々の心の奥底に眠るこうした思いがコンテンツ化したとすれば、今後怪談のような「怖い」因縁であっても、地域の観光資源の新しいアプローチとなっていくのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.16 20:52:48
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