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Ford社とドミノ・ピザ、自動運転車による配達実験を開始へ(日経テクノロジーオンライン)
米Ford Motor社は2017年8月29日、宅配ピザチェーンの米Domino's Pizza社と共同で、自動運転車を使ったピザ配達の実験を開始すると発表した。自動運転車による食品配達を顧客がどう見ているのかを理解することが狙いである。 自動運転の配達実験ということだが、当面は安全のため研究スタッフが運転し、お客さんは専用の地図アプリ「GPS Domino’s Tracker」で配達状況やピザが届くまでの時間を確認できる。 まずはニーズの把握が狙いになるが、結果次第では自動運転のビジネス利用への道が大きく開けることになる。 自動運転については今もって賛否両論がうずまく。 その大きな理由は自動運転を導入する動機が共有されていないことにあるのではないか。 高齢化に伴う過疎地などでの移動手段として自動運転車が有効であることはいうまでもない。 都市部を除けば、買い物やちょっとしたお出かけにも現実的に車がないとなりたたない。 一方で高齢者による事故は増えており、自動運転車がこうした問題を解決する切り札となることが期待されているわけだ。 一方で、一般の運転者の中には車の運転そのものが好きという方も多い。 そうした層が自動運転の普及に必ずしも積極的にはなれないのもうなずける。 しかし、ピザの宅配など、いわゆるビジネス利用となれば明確な動機がある。 確実な配達が可能になるし、アプリとの連携もしやすい。 もちろん配達人員がいなくてもよくなるわけだから合理化にもつながり、人口減少による人出不足にも多少なりとも寄与することになるだろう。 今回の実験はあくまでもニーズの把握。 本格的な自動運転による配達が実現するまでにはまだいくつかのステップが必要になるだろうが、将来的に多くの宅配ビジネスの潮流となり得る取り組みだけに注目が集まる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.31 08:30:36
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