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カテゴリ:いまむかCD
私の高校・大学時代はFMラジオの番組にハガキを投稿するのが日課になっていた。ちょっと前ならFAXだろうし、今なら手軽にEメールだ。Eメールならパソコン類に先行投資をしておけば、ハガキ代が一切かからない。いい時代である。
私の場合は、ある2、3の番組に限定していたし、競争率の高い全国ネットのプログラムへの投稿はあえて避け、ローカルな番組に特化してハガキを書くことが多かった。それがおかげか、番組を通じて知り合ったその当時からのつきあいの友人も数多い。お金で買えないなんとかではないけれど、私もそんな一生の財産を得ることができたような気がするのだ。 だから、さしずめ私も「ハガキ職人」ということになるのだろうけど、この言い回しにはやっぱり違和感を覚える。 だって「職人」って、それでメシ食えるわけでしょ。 所詮学生がハガキで投稿したところで、ギャラをもらえるわけじゃないのだから、と屁理屈をこねる私はWikipediaを調べてみた。 なるほど、ひらがな「はがき職人」はコナミの商標だったのか・・・、って感心するのはソコじゃねーだろ。 TITLE :有川君の絶叫 ARTIST :有川周一 RELEASE:1995/09/21 CD NUM :FLDF1580 LABEL :FOR LIFE ACQUISITION(入手容易度) :☆ STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆☆ CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆☆☆ 今回紹介するのは、本当に「ハガキ職人」に成り上がった有川周一氏のシングルである。有川氏についても同様にWikipediaで調べてみた。このウィキペディアっていうのは、ネット閲覧者が書き込んで醸成していく辞書だからなのか、どーでもいいような情報はやたら詳しい。 要は中高校時代の彼の秀逸なハガキネタが投稿番組で認められ、その番組のパーソナリティが所属する事務所の専属の構成作家になってしまったといういわば「投稿エリート」だ。だから、投稿マニアからすれば憧れの存在であったことは偽らざる事実だし、はがきの投稿で人生を変えたいうのも、なかなかスゴい。 もちろん彼の人生だけではなく、このCDもある意味でスゴい。 原材料、「絶叫」 以上。 なにしろ、ジェットコースターに乗せられ、ただただ絶叫しているだけの彼の声をCDにしているだけなのだ。こんなCDを果敢にもリリースしたフォーライフをほめてあげたい。 そんなCDだから聴くに値しない・・、いやいや好奇心で聴いてみたい方も多いだろうが、残念ながら中古店やオークションでもほとんど出品はみられない。 ジャケ写からして、まさに「指名手配」したいぐらいである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 31, 2006 09:41:46 PM
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