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カテゴリ:いまむかCD
昨日(といっても書いてるのは2月末日・・・汗)の日記で、「住友生命♪」のサウンドロゴのネタにふれたが、ちょっとネタをきちんと整理して書きたいと思う。2月20日には第一回口頭弁論が出るということもあって、CD紹介方々ちょっと後回しにさせてもらおうと思うが、ちょっといい題材があるので紹介しておきたい。缶コーヒーである。
そんなワケで、缶コーヒーで一息入れよう。 そう、今回紹介するのは缶コーヒーのCMソングなのだけど、実は一種のサウンドロゴから派生したものだと考えられるからである。 TITLE :SHALALA 男のやすらぎ ARTIST :クロックムッシュ RELEASE:1995/06/21 CD NUM :PCDA00722 LABEL :PONY CANYON ACQUISITION(入手容易度) :☆☆(オークション等で) STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆ CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆☆ あ~、オトコのやすらぎ。というサウンドロゴと同名のキャンペーンで、飯島直子女史らを擁したCMを大手飲料メーカーが宣伝していたのは、つい最近のことのような気がしていたけどもう10年以上前のことだった。 同じ頃TVを席巻したスキー用品で有名なCMソングの某社の場合は別で、15秒のCMに楽曲を合わせていて、そこから一曲のうたに仕上げてしまったというのは有名な話であるけれど、それはもとからサウンドロゴではなくCMソングである。CMのインパクトとかを考えた場合、「ロマンスの神様」であろうが「あ~、男のやすらぎ」であろうが、クライアントはわからなくとも何のCMであるかを想起させるに充分である。であるから、会社名をはっきり出している「住友生命」に至ってはそのインパクトは充分すぎる。 一方、この題材となった缶コーヒーの場合は、このたった2小節のサウンドロゴから一曲の作品を作り出してしまったのである。今くだんの生命保険会社の案件はいったん棚上げするけれど、結局どんなサウンドロゴも前後に曲をつけて「これは、楽曲です」という体裁にしなければならないのかな、と思えてしまうのだ。 そうしたサウンドロゴもCD化してしまったという例では、著作権争議については先輩?である小林亜星氏のケースがあるが、これは充分ネタなので次回以降に項をゆずる。 1トラック目は秋元康氏の詞に女性のボーカルが乗っているのだけど、詩の内容は別段批評するに足らない。よくいわれる「詞は記号」というやつである。曲タイトルの"SHALALA"も曲中しょっちゅう出てくる記号そのもの。まさにムリして楽曲にしてもうた感バリバリ。演奏者クロックムッシュも、正体不詳。 ところが2トラック目は一転して様相が変わる。タイトルも「SHALALA 男のモノローグ」である。♪SHALALA・・のコーラスをバックに伊武雅刀氏の愛の独白が我々を包み込む。 お願いだ その瞳でみつめないでくれ 僕のからだは 愛に縛られて動けない 君は凶器だ 美しき凶器だ 男たちを傷つけ 破壊させてゆく いや 傷つくことなどかまうものか 破壊することなどかまうものか 僕のからだから流れる赤い血が 君を得る代償なら 命さえ惜しくない (中略) 君をどれほど愛していようと 僕の心の器は満たされない 人は愚かだ そして僕も愚かだ 満たされた器から また 愛がこぼれてゆく・・ 臭いセリフだけど、あのジェットストリームのナレーターであり、「子供たちを責めないで」で熱弁を奮った伊武氏の、また違った一面を楽しめる一枚だ。このCDもカップリングがアタリである。 さて入手可能状況。大手ネットオークションでは比較的安価に流通している物件が散見できたので、興味をもたれたらブックマークしてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 28, 2006 11:09:21 PM
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