Chandon de Briailles Pernand-Vergelesses 1er Cru Ile desVergelesses 2010
最近見かけることが少なくなったシャンドン・ド・ブリアイユ Chandon de Briailles。このペルナン・ヴェルジュレス一級イル・ド・ヴェルジュレス Pernand-Vergelesses 1er Cru Ile desVergelesses 2010は、2015年に4本購入し、3本は2015年に飲んだ。アルコール度数表示12.5%と低めで、若いうちからエレガントな果実味が印象的だった。購入価格を確かめると3,000円代前半。この価格は当時のこのワインの市場価格を考えるとかなり安く、在庫処分のセール品を購入できたのだと思う。2015年に購入したワインのうち最後の1本は2021年に開けた。綺麗に熟成してきており、さらに熟成させたらどうなるか興味深かったものの、もうこのワインに再会することはないだろうなと諦めていた。ところが、2023年にこのワインのオファーを見つけた。価格はほぼ倍になっており、少し躊躇ったが、あの味わいに再会できるのなら安いものだと思って購入した。今回開けたボトルも素晴らしかった。色調は褪色がほとんど見られないやや濃い目のルビー色。赤系果実の芳しい香り。ミディアム・ボディ(アルコール度数表示は12.5%)でエレガントな果実味と綺麗な酸のバランスが秀逸。タンニンは滑らかで単独でも飲めるが、少し時間が経過すると歯茎が痺れて来るので赤身の肉と合わて飲むのが吉だと思う。コルクは結構良質なもので長さは50mm強。状態は極上だった。