アルビレックス新潟VSコンサドーレ札幌
新潟は日本代表の矢野が、札幌は中盤の要ともいうべき芳賀(GK高木も)が出場停止。その二人の代わりに出てきた選手が勝負の明暗を分けた。試合開始早々、矢野の代わりにスタメンで出た田中アトムが、札幌ディフェンスの間で、後方から出てきた早いグラウンダーのパスを見事にトラップして前を向き、グラウンダーのクロス。逆サイドに走り込んできたマルシオリシャルデスが、シュートを匠に浮かして(キックミスかも)先制点を奪った。時間にして、わずか45秒の瞬殺であった。札幌は、芳賀の代役で出てきたデビッドソン純マーカス、最近ボランチにコンバートされた西が中央での新潟の攻撃を止められず、全体的には新潟のワンサイドゲームとなった。後半、札幌が異常な強さを誇るセットプレーから追いつくものの、新潟がすぐに突き放し、新潟が勝ち点3を得た。新潟はホームで異常な強さを誇っているらしいが、なるほど、以前にみた試合とは別チームのようだった。コンサドーレの超守備的な4-4-2から繰り出されるダビ、クライトンのカウンターには、どのチームもある程度の決定機をつくられているが、ほとんど仕事をさせなかった。攻撃でも、運動量を惜しまずにボールをキープして捌きまくるマルシオリシャルデスを中心に、アレッサンドロのポストプレー、サイドの積極的な攻撃参加で、札幌を圧倒していた。札幌は、どうにもこうにも駒が足りない感じ。守備的な戦術はいたしかたないとしても、もう少し攻撃の手を増やす必要があるだろう。トップページへ戻る