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テーマ:恋愛について(2608)
カテゴリ:恋愛
日曜日。仕事を休みにした私。昨日キリが帰ってきたけど、お互いイマイチしっくり来ないまま今日が来た。
少しゆっくりめの朝を迎えた私。洗濯等して時間を見たら11:30過ぎ。キリ、昨日夜中にふと目を覚まし、出かけた様子。いつ帰ってきたかは知らないけど、やっぱ今もスヤスヤ寝てる。 今日、フリマ行く予定なんですが…。いつまで寝てるんでしょうか…。 疲れてるだろうし、私からは起こさないよう、でもキリの様子を伺っていた。もし今日の予定を守ってくれるんだったら、そういう気持ちがあるんだったら起きるはず。 13:30が過ぎた。もうフリマは諦めた。もういい!!彼に予定を合わせた私がバカだった。仕事休みにするんじゃなかった。もう昼過ぎたよ。私の貴重な日曜日はどこへ行った?!二人の時間を大切にしてくれない奴なんてもう要らない。 14:00前、やっとキリが動き出した。ベッドから起きだし、私の頭を撫でるキリ。その手を振り払う私。キッチンで食事の用意をし、シャワーを浴び、「いつ行くの?」と聞くキリ。私、無視。 とにかく怒りと悲しみがぐちゃぐちゃになって涙が止まらない。あ~ぁ、また始まってしまった。 食事を済ませたキリは必死で私に話しかけたり体を触ってきたりする。でも私、振りほどく。 「暫くの間、一人になりたい。」 とキリに伝えた私。 少し無言の後、「分かった。でもいつでもchocolate babeの事を愛してるから。」と思いも寄らぬ優しい言葉にこれまた涙。 すごく期待していた今日がなくなった悲しみや自分のバカさ、キリの何も悪気がない澄んだ瞳やキリとの甘い思い出が全て涙になる。 キリ、ビールを飲みだした。私、一人になりたいって言ったのに、なんでくつろぎ始めるんだろ。「お願いだから泣くの止めて」って言われれば言われるほど、涙は止まらない。 黙って様子を見ようと思っていたけどもう限界。 「なんで私の貴重な日曜日を無駄にしたの?」 「なんで私のお金を無駄にしたの?」 「なんでそんなに私をがっかりさせるの?」 「もう私はやりたい事やるから!」 とにかくキリを責める私。 「いつものchocolate babeだったら起こしてくれるでしょ?どうして今日は起こしてくれなかったの?何でいつもと違うの?僕が初めからchocolate babeの日曜日をぶち壊そうだとかって計画立てる人間だと思う?」 「キリはそんな悪気ある人間じゃないよ。でもいつも疲れてるって言ってるから、ゆっくり休ませたかったんだよ。睡眠の邪魔できないでしょ?それに私との約束守る気があるんだったら朝帰りしないでしょ?普通。必死で起きるでしょ?」 あ~ぁ、完全に私、女王様…。 その後、お互いを責める事1時間…。 「もう全てが疲れた。12月にボンゴに帰る。ボンゴなら家族みんなの愛がいっぱいで居心地いいからね。別れたって大丈夫。僕の未来は明るいって事は確信もてるよ。そう、僕は大丈夫だ。大丈夫だ…。どうせchocolate babeは僕が苦労すればいいって思ってるだろうけど。」 そう言って玄関の方へ行き、我慢できなくなったのか突然泣き崩れるキリ。 「私に散々『泣き止んで』って言ってたくせに、今度は自分が泣くの?止めてよ」 と言うのが精一杯で、キリの側へ行って後ろから抱きしめてあげる事ができなかった。なんて情けない…。 顔を洗って落ち着いて戻ってきたキリ。 「私、キリが苦労したらいいなんてこれっぽっちも思ってないよ。全てうまくいけばいいって思ってる。」 「でも僕のこと嫌いでしょ?」 「嫌いになんかなれないよ…。ハッピーにさせてあげることができなくてごめんね。ただ私は二人で少しでも楽しい時間を過ごしたかっただけ。二人の時間を作ろうって努力してたんだよ。」 その後、二人はお互いをきつく抱き締めあった。その抱擁は、最後の抱擁のようにも感じたし、お互いやっぱり必要なんだっていう抱擁にも感じた。 「もうこんな事は二度と起こらないようにしよう。」とキリが言ってくれた。 「あ~ぁ、さっきまではもうキリなんて要らないって思ってたのに、結局はキリが必要なんだな~!」と舌打ちをする私。 この別れ話があったおかげで、キリへの言動や接し方に間違いがあった事に気付いた私。原点に戻れた感じがしてよかった。もっと相手を尊重して大切にしなきゃな、と思った。無意識のうちに相手を傷つけていた自分にハッとした。 もう泣いて過ごすだけの無駄な日曜日は過ごさないようにしなきゃね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 29, 2005 12:09:36 AM
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