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テーマ:家族の幸せって?(519)
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自分が父親の苗字を名乗っているのが気持ち悪い。父親側の血が流れている自分が嫌で仕方ない。
私は家族という言葉が大嫌い。家族の事を聞かれるのも大嫌いだし、周りの人々は私が家族について深く語らない事も知っていると思う。家族という集団があること自体、認めたくないし一員でありたくない。 父親との思い出は私が幼稚園の頃。輪っか付き自転車から輪っかなしの自転車の練習をしてくれた。田んぼ道で。おかげで二輪自転車が乗れるようになった。 小学生からは父親と関わった事は1年に1回程度。会話なんて全くしない。ただ家の中に存在があるだけ。父親とは会話しないのが当たり前の家庭で育ち、父親とはどのように会話するものなのか、全く知らなかった。私から話す事は全くなかった。 冬休み、凧を作らなければいけない宿題があった。それは父親が手伝ってくれたのだけど、居心地悪いこと限りなかった。父親が独り言かのように、ブツブツ凧作りの工程で何か言っている。私に話しかけているのか、それとも独り言なのか…。もちろん、父親に何を話していいか分からない私は黙ったまま。横で見ているだけ。この時間がとても気持ち悪かった。 ある日、私が何かで母親から怒られ、ワーワー喚き泣いていた。とにかく今までにない位、大声で泣いた。すると父親が現れ、「そんなに聞き分けのない子供は施設に連れて行くぞ!」と怒鳴った。私は心から「やった!」と思った。この家族から離れられる!とワクワクした。早く連れて行ってくれないかなぁと心から思っていた。しかしいつになっても私を施設に連れて行く気配がなく、がっかりした。 父親という存在は、私の中ではとても小さなものだった。結局父親らしい事をしてくれたのは上の二つ、自転車練習と凧作り程度。全く不思議な存在だった。何の為に家にいるのか。 しかし、この全く会話なしの生活は私にとっては好都合だった。干渉されない。何をやっても何も言われない。母親がガミガミ言う様な事は全く何も言わなかった。知らないフリをしてるのか、全く無知なのか…。とにかく好都合で仕方なかった。 家出した日。父親が私の腕を必死で引っ張って引き止めた。なぜ今更引き止めるのか、訳がわからなかった。すっごく強い力で私を引っ張ったが、私も負けじとその手を振り払って逃げた。「今まで私と全然しゃべらなかったくせに、今更なに?!」と捨て台詞を吐いて家出した。 それから私の妊娠と結婚があり、私の元旦那が私の両親に顔見せに行った。一人、日本人の女性も連れて行った。説得役として。父親は何も言わず、ただ話を聞いていただけ。それなりに質問等してきたけど、別にガミガミ言う訳でもなく、やはりそっけない父親だった。大きな反対もしなかった。これが私の知っている父親だった。 私が別居し、離婚し、一切父親とは関わりがなくなった。そう、そんなもん。音沙汰がなければ私からも全く連絡は取らない。それが居心地いい。 今日、私はとっても悲惨な事実を知ってしまった。 ギャンブルで大借金を抱え、夜もバイトをしているとの事。以前から楽しみ程度でギャンブルをしていたらしいが、私はそんな事は全く知らなかった。が、楽しみ程度が大変な事になり、借金している事を隠し、それが積み重なって大苦労をしている。朝から夕方までは今まで続けてきた仕事をし、帰って数時間寝て、夜中から朝までバイトらしい。そしてすぐまた会社。 一体何歳なんだろうか。そういえば母親は今年くらいからまたパートを始めていたし、「お金がない」とは言っていた。理由は借金だったのか…。 歯止めが利かなくなった理由は、母親が「お金が欲しい」と嘆いていたかららしい。「じゃあ俺がここで儲けてやる!」が大反対の結果になった。けれど私が思うに、母親が「お金が欲しい」と言ったのが理由ではなく、私の離婚が原因でおかしくなったんじゃないかな、とも思う。 恥ずかしい事に、色んな人に「お金を貸してくれ」と頼んだらしい。結果、父親の両親は「お金がない」と断った。使っていない土地があり、それを売れば少しは返済の助けになるようだけど、私の為に取っているという理由で自分の息子を助ける様子は全くないらしい。父親の兄弟ももちろん助けなし。母親の両親には頼んでないらしいけど、助けてあげれるお金がある訳でもない。そして最低な事に、私の元旦那にもお金を借りているらしい。 返済額は毎月、旅行会社の月給くらいの額。自分が蒔いた種。バイトは自分で決めてしているらしい。自分の家族からの援助はなく、全く寂しい男だ。しかもいい年こいて、未だお金に苦しみ、心も体も醜くなっている。 時々キレるらしく、「俺に死ねと言ってるのか!!」と叫んでいるらしい。 私の姉妹が里帰りをしている時、赤ちゃんが泣いていた様で、父親は母親に当り散らしたらしい。「いつまで泣かしておくんだ!うるさい!」と。そりゃ、泣いてたら自分の貴重な睡眠時間を邪魔されて寝れないからね。全く、最低な人間だと思う。自分の孫を可愛がれない人。心ってもんがあるんだろうか。 金の切れ目が縁の切れ目。醜い男と一緒にいる理由なんてない。「別れたらいいのに。」と母親に言ったが、もうすでに時遅し。情もあるのか、別れる気配はない。一番の別れられない理由は、別れても慰謝料がない事。そりゃ、私と違って母親なんてもうオバサン。一人で生きていけるような生活力なんてないだろうね。 私にお金があったら…。ポンと渡してそのまま縁を切りたい。こんな父親を持って本当に心から情けないと思うと同時に、その父親の血も受け継いでいる私は、いつか私も何かのきっかけでギャンブルに手を出して借金を抱えるようになるのかな…と恐ろしくなってしまった。自分の事が怖い。 それに私の彼にも申し訳ない気持ちで一杯になった。ただでさえ私の姉妹が妊娠した時に猛反対した父親。私の彼の事なんて父親には言えないらしい。うん、言わなくていい。お互い気分が悪くなるような事はわざわざしなくていい。私の彼を傷つけたくない。でも、私の父親とは一生会えないだろうし、こういう家族環境を理解するのにも苦しむだろう。だって彼はすごく愛の溢れた家族出身だもん。私とは環境が違いすぎて、申し訳ない気持ちでいっぱい。彼にはリスクが大きすぎると思う。彼はわざわざ不幸になる道を選んでしまっているのではないだろうか。私の家族の事で不幸になってほしくない。 情けない。あんな男が父親だなんて。認めたくもないし、もう顔も見たくないし、何もかも父親の記憶を抹消したい。一生幸せになんてなれないだろうね、あの人は。母親も気の毒だ。でもそんな男を選んでずっと暮らしてきたんだからね。全く母親にも呆れる。恋愛経験少なくして結婚したからか何なのか、全くあの人を選んだ意味が分からない。 もう家族なんて嫌だ。要らない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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