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テーマ:仕事しごとシゴト(23741)
カテゴリ:二人の生活
キリのクビになったお話の続き…。
そもそもクビになる前からキリは仕事を辞める方向でいた。会社の元で働くという行為自体が向いてないキリ。1ヶ月頑張って働いた挙句、得られるチェダはこれだけか…。毎日同じ事の繰り返しで自分の自由な時間が作れない。このまま時が過ぎ去っていいものか…。こんな人生でいいものか…。 で、キリが考えた理由が『父親が亡くなったので国に帰ります』。 どうやら会社勤めをするようになって、日本人が仕事を休む理由に『○○が亡くなった』と言えば済むと学んだらしいキリ。なのでこの理由をキリも使えばきっと分かってくれるだろうと判断したらしい。 私は素直に『私がボンゴで出産する事になったから国へ帰るって言えば??』と提案したのだけれど、時すでに遅し。もう『父親が亡くなった』と言ってしまったらしい。 まぁ彼の判断を尊重しようと思ったわけね。じゃあその理由プラス『父親が亡くなった今、キリが家族の面倒をみなければいけない状況になったので帰国する。私も一緒に行き、向こうを生活の拠点とする』という理由で理解してもらうつもりだったわけ。 ちなみに辞める意思を伝えたのは土曜日。簡単に辞めれるとは思っていなかったキリだけど、返事は意外に『分かった』との事だったらしい。月曜日、キリは辞めるという事についてスーパーバイザーに色々言われるだろうと予想して、多分それがかなり苦痛なのだろうか、私は行くよう勧めたけれど結局欠勤した。 辞める理由について、キリは日本語で説明できないので私に助けを求めてきた。仕方なく彼に色々よくしてくれた人と電話で理由を話す。 すると、『彼のポジションは一人しかいないわけで、彼が突然欠勤したり遅刻早退をするとみんなに迷惑がかかる。明日は必ず来るように』と言われたわけ。 それはよく分かる。突然休む事ができない会社ってのもあるし。でも理由が一応『父親が亡くなった』という事で、彼もかなり落ち込んでいる、という事と、明日は必ず出勤するし出国するまで責任を持って最後まで働く意思はある事を伝えたのね。 で、結論としては最低2週間は仕事へ来るように。その間に引継ぎ等もする。前もって出国日を言うように。って事で納まったわけ。 ところがそれから3時間後くらいにキリに電話があって、『辞める人間を来させても意味ないからもう今日で終了。明日は来なくていい』とクビになったわけね。これはスーパーバイザーに言われたらしい。遅刻3回、早退2回、欠勤もあり、再三忠告してもう突然休んだりしないように約束したのに休んだ。もう要らない。だって。 ショックだけどそう言われたからには仕方ない。キリもスーパーバイザーが怒鳴ってくる理由がその遅刻・早退からくるものだとは感じてなく、ただ単に気に入られてないだけだと感じていたわけ。クビ寸前の危ない状況ってのを全く分かってなかったのね、キリは。 クビ宣告され、『申し訳ありません』と謝ってくれた。この人はキリにとても良くしてくれたみたいで、キリも慕っていた。で、その人が、『給料はちゃんと出国前に全額まとめて払うから、出国日が分かった時点で教えて下さい』と言われた訳。 なのでもうさっさと給料頂こうと思ったキリは、『来週の月曜日には出国する事にしよう』と。それで私もそれを伝えたら、『分かりました』と返事を貰ったわけ。それが火曜日。 水曜日にキリにまた電話があり、どうやら月末支給になると言ったらしい。また私がかけなおすと、『最後まで働いたわけでもないのに特別に先に支給する事はできない。月末になる。月末に日本にいなくて手渡しが無理なら口座へ振り込む』と言うわけね。 今更言われてももう遅い。だったら何でもっと早くに言ってくれないの?これが分かってたら出国日だって月末まで延ばしたのに…と反論。プラス銀行口座も全て閉めたので日本に口座はもうなく、どうしようもない。と言ったわけ。 でもこの電話でいつも話してくるキリに良くしてくれた人には決裁権がない為に、上から言われたらそれに従うしか他ない。お願いはしたけどダメだったと…。 それに最後まで働かなかったから…って、その前にクビになったんですけど…それはそちらが決めた事では??最後まで働くつもりだったんですけど??って感じだし。 それからキリの遅刻・早退・欠勤・勤務能力等の話になり、私がキリから聞いていた事とは食い違う事を色々言われ、お互い噛み合わない会話を続ける…。 話が平行線のままなので、『じゃあ私が直接社長さんにお願いする事はできますか?できるのなら連絡先教えて下さい』って言って、携帯と都合のいい時間帯を聞いたわけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 21, 2006 12:38:56 AM
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