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テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:ボンゴ
夜、ママとダディに呼ばれて庭に出た。『葛湯飲まない?』と誘われた。
ところでこの葛湯、ボンゴでは出産後のダイエットフードとして朝や夜に飲まされるらしい。葛湯なんて日本では滅多に飲まないし、ナイジェリアでよく飲んでいたのを思い出したくらい。実際飲んでみたらおいしくて、夕飯前なのにおかわりしてしまった。 さて、こうやってママとダディが夕飯前に庭に出て椅子に座ってくつろいでいるのは珍しい。何と言ってもダディは最近仕事が忙しいらしく、帰ってくるのも遅いしね。二人の間に入り込んだ私。 なぜか薪を今夜はしていた。私達は薪を囲んで話をしたはいいけれど…。 アフリカで避けては通れないもの、それは宗教話。アフリカ人というのは本当に信仰心厚い人々だといつも思う。私はと言えば特に信仰心厚いわけでもないし、自ら進んで宗教の話をするということも無い。教会に行く事もない。 こっちに来ると『いつ教会行くの?』といつも聞かれてしまうし、日曜日のお昼、ママ達が教会から帰って来たならば『今日も教会行かなかったのね。来週ね!』と言われてしまう。なかなか苦痛と言えば苦痛。不幸中の幸いか、キリは教会に着て行く服がないからどっちにしてもキリが服を用意するまでは教会には行く事もない。 2週間前にもケニア人のお友達に『英語のサービスがあるし9時~11時のたった2時間だけだから退屈になる事もないし是非おいでよ。外国人も来てるよ』と熱烈に歓迎されてしまった。 で、今夜はと言えばママとダディから宗教について質問攻め。『日本の宗教は何だ?』『仏教とは何だ?』『お寺で何をするのか?』『仏教に神様はいるのか?』『なぜ日本人は宗教に関心が無いのか?』『週末はお寺あるいは教会に行かないなら何をするのか?』その他諸々…。そして『神様を信じるか?』『神様を知ってるか?』『イエス・キリストを知ってるか?』と…。 一体何を企んでいるのでしょうか…。 それから聖書の話になり、アダムとイブのお話からマリア様のお話まで、聖書の内容を説明してくれるのでありました。ただただ私はうんうん頷くだけ。いくらカトリックの学校へ行ったからって、いくら私が洗礼を受けたからって、私の信仰心がどうこう変わるわけでもない。所詮、日本人として日本で育ってきた私にとって、宗教の話をすること自体滅多にないし、自ら神様にお祈りをする事もない。それに小学校の夏休みにお寺に行って何時間か正座をしてお経を読んだとか、そんな風に育ってきたわけだし。 それこそ『Do you believe in God?』なーんて聞かれた日には、当惑してしまうわけよ。 というわけで、宗教の話をされると結構困ってしまう私だけれど、ボンゴに来たからには避けては通れない道であって…。でもママが言ってたけど、『神様からお告げを聞いた時は人生が一瞬にしてパッと変わるよ』と言っていた。これ、香港の子も言ってたなぁ。それはちょっと興味深いけどね。私が自ら宗教に関心を持つ日は来るのでしょうか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 18, 2006 02:11:34 AM
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