chocolate babe

ふとした事がきっかけでｲﾗついた私。言い争いとまではいかないにしても、私は泣きながら別れをｷﾘに告げだした。

ｷﾘは『chocolate babeは僕の事をもう愛してないかもしれないけど、今でも僕はchocolate babeの事を必要としているし、愛してる。これから一緒に二人で成長して、もっとﾊｯﾋﾟｰになっていこうよ。こんな些細な事で別れるのはあまりにもおかしすぎる。』

って、ﾎﾞｰﾀﾞｰを渡ろうとしている私を引き止める。

一人になれば二人でいるが為にできるｽﾄﾚｽも無くなるわけだし、自分の意見のみで行動できるし、もっとﾊｯﾋﾟｰになれるんじゃないか…って考えていた私。

二人で成長かぁ…。できないって思ったから別れようとしてるのにな。果たして二人で成長する事できるのかな。どうやって?

ｷﾘに言われた。最近は私はｷﾘの事を信頼してないし、ﾊﾞｶって思ってｷﾘに接してるって。でも本当にそう。ｷﾘの言葉は最近信用してない。ｷﾘの言った事は間に受けず、結局いつも反発した感じになってしまう。それがｷﾘをﾊﾞｶにしてるって思われるんならそうかもしれない。

でもね、それでも私がいない生活は考えられないんだって。なぜなら私の事はよく知ってるから。このｲﾗつく私だけが私じゃないから。

昨日の夜中から私はｲﾗついてて、ﾍﾞｯﾄﾞで寝ようとせず、ﾍﾞｲﾋﾞｰの夜泣きの面倒も見ず、ﾍﾞｯﾄﾞに呼ばれたから仕方なくﾍﾞｯﾄﾞで寝たけどｷﾘには背中を見せて、本当にｻｲﾃｰだったんだけど…。

それでもｷﾘは背中を向けて爆睡している私を見捨てず、夜中の3時からずっと起きていたﾍﾞｲﾋﾞｰの面倒を見て、途中で何もかかってない私のｶﾗﾀﾞをｶﾊﾞｰして(確かに今日起きたら私の体に布がかかってた)、額にｷｽをしたらしい。

無意識の間にそんな事をされてたって知ったらさ、やっぱｷﾘの胸に戻ろうって思っちゃうよね。思いやりがあるなぁ、この人、ってなっちゃうもん。

けど私は、『どうやってもう一度ｷﾘの事を尊敬したらいいのか分からない。どうやって二人の関係をﾗﾋﾞｭﾗﾋﾞｭに戻すのか分からない』って言ったのね。

そしたら、『ただ今までの事は忘れて、肩の力を抜いてﾘﾗｯｸｽして気楽に』って。その言葉どおりにしてみたら、本当にｽｯｷﾘしちゃって、ｲﾗｲﾗもすっ飛んで、自然とｷﾘを受け止めてたわけ。別れようって思ってた感情も一気に無くなった。

何だろね、喧嘩が終わると必ずいいﾑｰﾄﾞになっていいﾒｲｸﾗﾌﾞができてしまうのは。これは私だけではないよね??