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鉄拳という芸人がいる。
独特のシュールな世界観で、僕はなかなか好きな芸人さんです。 いつも紙芝居形式で 「こんな〇〇は嫌だ」 とかやってますね。 少し前にネット上でこの人が作ったパラパラ漫画がけっこう話題になっていたようです。 僕はこないだ初めて見ましたが、この人にこんな才能があるとは知りませんでした。 https://www.youtube.com/watch?v=GcpVglJ6HJM こういった短編で人の生涯を表現して説得力を持たせるのは、かなりの経験値やセンスがないと出来ないと思います。 この短編では夫婦愛を主眼として人生が描かれてますが、以前にこのような視点で釣り師の生涯を短編で表現した作品がありました。 矢口高雄著 「フナに終わる」 有名な釣りの格言、 「釣りはフナに始まり フナに終わる」 を著者流に解釈し、その人生を辿った物語りです。 概要は、主人公が幼少期にたまたま池のほとりでフナ釣りをしている老人に出会うところから始まり、その後、人生の要所要所で新たなる釣りにチャレンジしながら一通りの釣りを経験した後、老人となった最後には子供のころ初めてフナ釣りを教えてもらった野池に再び訪れ、釣り糸を垂れるという感じですが、僕が特に印象に残ったのは、老いてから自分の釣り人生を振り返って懐古する表情です。 いろんな釣りに挑戦してきて人生に悔いは無いという満足感と、幼少期に初めて釣り竿を握った時の興奮を懐かしむ顔が、本当に釣りをしてきて良かったというように映ります。 自分はまだ40前なので、このような感慨にふけったことがあるはずもないですが、自分が老いた時にこのような気持ちになれるとほんとうにいいなあと思います。 たぶん僕の場合は、近所の漁港でハゼに終わると思いますが、この先も人生の終点を見据えて、悔いのない釣り歴を重ねていきたいですね。 それにしても鉄拳はなんちゅう顔じゃい(汗) 【昭和59年 一張羅のダイワ三平Tシャツを着て修学旅行に臨む私】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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