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2012年08月18日
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カテゴリ:釣行記


皆さん、長らくご無沙汰いたしております。m(__)m


二か月以上更新していないのに、日々訪問してくださる方々がおられて、有難いやら申し訳ないやら、本当にありがとうございます。


仕事や野暮用、天候等が重なり、ゴールデンウィーク以来一向に釣りに行けませんでしたが、やっと都合が付きましたんで、久々の釣りに行ってきました。


今回は今季初のコロタマ戦開幕となりますが、今年は一度はISOへ行ってみようと、かなり前から準備しておりました。





というわけで、早速南紀の某地磯へとやってきました。

P1010306.JPG

山中の行き止まりに車を停めて、えっちらおっちらポイントまでたどり着きましたが、あまりの道中の険しさに、この時点で体力の95%を消耗してしまいました。


距離は1kmも無いので、手ぶらであれば20分程度で走破できると思いますが、30kgほどもある投げ釣りのフル装備を担いでいるので、休み休みポイントに到着するのに1時間近く掛かってしまいフラフラです。こんなんで本当に投げ釣り出来るんかいな。(‐‐;


ポイントに着くと、このクソ暑い中ではさすがに人っ子一人おらず、外洋に面した磯の先端は、周囲360°に人工物が一切見えない素晴らしい景観が広がっていました。そりゃそうでしょう。本来渡船でくる場所らしいですから。(‐‐;





早速、タックルのセッティングです。

P1010317.JPG

JJ親分に二年前に頂いたハーケンを初使用です。(どんだけ寝かすねん)


タックルセッティングのイメージトレーニングは色々なブログで勉強させてもらいましたんで、ほとんど迷うことなくあっさり一回で出来てしまいました。(^^


初めての場所であることと、磯でのセッティングも初めてだったので、かなり余裕を見て日没3時間前にポイントに着きましたが、早すぎたようです。本当に熱中症になりそうです。誰か助けてください。(@@;





外洋に面した磯での釣りは極めて危険で、安全第一が絶対条件ですから、当然ヘルメットとライフジャケットは必須ですが、もしもの転落時には携帯電話で118(海上保安庁)へ救助要請を出さねばなりません。


ここで注意したいのは、携帯電話の防水性能です。


最近はウォータープルーフ(防水)機能が付いた携帯電話が多いですが、あれは単なる日常生活防水で、時計などの10気圧防水などとは比べ物にならない簡易的なものです。


例のG-ショック携帯ですら、それに毛が生えた程度の防水性能なので、海上に投げ出されて何時間も機能はしません。携帯電話の防水はライフジャケット着用と同等レベルの絶対条件なのです。

P1010307.JPG

簡易的なものですが、二つ折り携帯用でもこのような防水ケースが安価に市販されておりますんで、ぜひ購入してください。単独釣行ではこれが生死を分けますよ。





あと、僕が今回磯に初アタックするにあたり、単独釣行であること、夜釣りであること、渡船を使わない地磯であること、モロ外洋向きであること等を考慮し、【人間尻手ロープシステム】を導入しました。


P1010318.JPG

【登山ビレイ用カラビナ ブラックダイヤモンドUSA 破壊耐力2.4TON】

ホームセンターなどで売っているカラビナは、見かけはゴツくても強度は弱いので、ちゃんとしたものを選びましょう。


P1010308.JPG

【テトロンロープ9mm 破断強度1.8TON】

適当な岩にしっかり縛り付けましょう。


P1010312.JPG

体への固定は、一般工事用の安全帯にD環を付け、連結します。


P1010316.JPG

このような戦闘スタイルになります。うちの犬みたいでちょっとカッコ悪いですが、安全にやり過ぎはないので、これでいいのです。なんか段々登山と見分けが付かなくなってきました。


ロープの長さは、磯際での取り込み時にピンと張る程度とし、物理的に海に落ちないようにします。


このシステムにはもう一つ利点がありまして、セッティングさえ完璧にしたら、後はライフジャケットが脱げるということです。


当日はほぼ無風の熱帯夜で、とめどなく流れる汗が乾くこともなく、苦労して持ってきた3Lの飲料も朝まで持つか分からないくらい悲惨でした。あのまま朝まで断熱材そのもののライフジャケットを着続けていたら正気を保てたかどうか・・・


釣り座のすぐ脇には、釣り座と同じくらいの高さまで激しい波が登り上げて、どえらいサラシが出来てます。こんな怖い場所で一人で夜中にTシャツ一枚で磯の先端に立つなんて、正気の沙汰とは思えないくらい危険な気もしますが、尻手システムさえ完璧なら、ライフジャケットを着てロープ無しで立っているほうが遥かに危険に感じましたよ。


尻手システムも、移動のたびに地面の岩にロープが引っ掛かり、それはそれで煩わしいしコケる危険もあるのですが、磯際で足を踏み外そうが、高波の直撃を受けようが、2メーターのサメに引きずり回されようが、【絶対に海に落ちない】という安心感は、落ちてからの安全を考えるよりも安心できます。


※以上の話は、あくまで僕の独自の理論なので安全は保障できません。真似する場合はご自身の責任において実行して下さい誰も真似せんか・・(^^;





さて、そろそろ本題の釣りに入りましょう。こういった関係ない話で引っ張るときは・・・言うまでもないですが・・・


今回は、初アタックとはいえ抜かりはありません。いきなりのフルワイヤーシステム導入です。


早速、チェストー!!と50~60m投げると、どんどん沈んでいきます。イトフケを取ったら道糸がえらい下向きに海面に刺さっています。どんだけ深いねん。おそらく30mくらいあるんでしょうか。これは予想外でした。


しかも、アタリがあって巻き上げると、90%くらいの確率で根掛かりして高切れしてしまいます。海底が急斜面過ぎて、手前の根の張り出しに引っ掛かるようです。


しかし、運良く引きずり出せるとウツボかアナゴで、それ以外の魚類が釣れることは朝までありませんでした。


一度だけ竿が発射しましたが、残念ながら根に潜られてバレてしまいました。あれだけはふつうの魚だった気がします。


あと、ポイントに着くまでに体力を消耗し過ぎていたので、十中八九根掛かりでは体力も気力ももたず、途中から一本竿でやってました。ここは投げ釣りには向かないポイントだったようです。


今回分かったのは、ポイントに着くまでに体力を消耗し切ってしまうと、肝心の釣りができないということです。(当たり前か)


初磯アタックは、このように残念な結果に終わりましたが、色々と得るものもあったので、次に行けるのはいつになるか分かりませんが、次回に生かしたいと思います。






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最終更新日  2012年08月18日 21時50分47秒
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