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2014年10月13日
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カテゴリ:カテゴリ未分類

先に読んでね

~パート1からの続き~
http://plaza.rakuten.co.jp/choinage/diary/201410120000/

3) 軸長 (長軸 or 短軸)

投げ釣りは、キス、カレイ、マダイなどでも長軸の針を使うことが多いです。

明確な理由はよく分かりませんが、口の小さな魚に限って言えば、針のフトコロ幅が狭くなるのでその分細長いシルエットになるのは当然ですし、投げ釣りでは使用頻度が高い虫エサが刺しやすく保持しやすいとか、置き竿釣りではアワセのタイミングが遅いので、口の奥に掛かった針を外しやすいとか色々あるのでしょう。関係無いですが、糸が結びやすいというのもあります。

P1020178.JPG
左より

・ ささめ   サーフ真鯛L
・ がまかつ キングサーフ18号
・ がまかつ 丸セイゴサーフ20号
・ オーナー カットビッグサーフ15号
・ ハヤブサ チヌ7号
・ がまかつ 伊勢湾真鯛王13号

僕が長軸で一番メリットがあると思うのは、エサ(虫エサ)が刺しやすく保持がしやすいということです。遠くへブン投げる投げ釣りでは、キャスト時の衝撃と着水時の衝撃で弱い餌は一発で吹っ飛んでしまいますので、ポイントへ無事にエサを届けるということが吸い込みやフッキング以前に大事になってきます。ただし、軸が長くなるほど魚の吸い込みに対してマイナス要素が増えるのは間違い無いので、そういう意味では短いに越したことは無いです。こんなことを考えると、軸長は丸セイゴやビッグサーフ程度が僕の好みになります。


4) フトコロの広さ(=針のサイズ)

フトコロの広さ=針のサイズとしましたが、吸い込みだけを考えるとフトコロは狭くサイズは小さいほど良いですが、フッキングしないことには釣れませんので、フッキング率を上げるためには大きいほど良いとなります。

P1020180.JPG

左より
・ がまかつ クエ35号
・ がまかつ タマン22号
・ がまかつ タルバ15号
・ ささめ   大キスL

仮に、逃したくない魚の最低サイズをマダイの30センチとした場合、この魚の口に入る最大サイズのエサを刺せてなおかつ針先が埋没しないフトコロの幅がある針がいいのではないかと思います。使うエサの種類にもよるので一概に何号という話にはなりませんが、長らく色んな魚を飼育した経験から言いますと、魚類に限らないでしょうが、あいつらの食欲というか生きることへの執念(笑)は並大抵のものではないと思います。口にエサが入らぬなら入れて見せようホトトギスという感じで、口の大きさより遥かに大きいエサでも何とかして飲み込もうとします。子供の頃飼ってたブラックバスに小魚を与えたら、飲み込み切れずに咥えたまま窒息死した奴もいました。

まあ、食い気が無いときに小さいエサや繊細な仕掛けで何とかして食わせてやろうという釣りもあるのでしょうが、僕はそういう釣りは性に合わないので、食欲のない奴は初めから狙いません。


5) ヒネリ (有り or 無し)

これに関しては、だいぶ以前に某ポンコチ教祖のブログで議論になっていた記憶がありますが、ヒネリがある方が当然すっぽ抜けの危険性が減るのだと思いますが、ヒネリなしの針のほうが合わせたときのフッキングパワーがダイレクトに伝わるという話だったような。なるほど確かに巨魚を極太針で狙う場合は、アワセの力が左右にぶれないストレート針のがより強力に食い込むのは当然でしょうし、細軸でヒネリのある針だと限界付近でひねった方向に曲がってしまう気がします。

ただ、ヒネリの無い短軸の針なら針先の進行方向に対してフトコロが広く開かれているのでフッキングする可能性は高いですが、長軸でなおかつその軸が針先の進行方向を遮るようなカーブを描いている場合は、ヒネリが無いと極めてフッキング率が低くなると思われます。たぶんその類の針でヒネリが無いものはほとんど無いと思いますが。僕としては、ほっといてもフッキングしやすいヒネリありの針が好きです。ヒネリなしの針はほとんど使っていませんね。


6) ネムリ (内ネムリ or 外ネムリ or ストレート)

針先をねむらせる目的は、これも僕にはよく分かりませんが、底に這わせる投げ釣りに関する限り、海底を引っ掻きにくくして針先をなまりにくくすることと根掛かりしにくくする目的くらいでしょうか。あとムツ針なんかは飲み込み防止で口元に掛かりやすくする(のど奥に掛かりにくくする)というのはよく分かります。

これに関しては、僕はネムリ針はあまり好きではありません。魚の口の中に針があることを想像すると一目瞭然で掛りが悪いとしか思えません。

ネムリ針のメリットの針先がなまりにくいに関しては、これは巻き上げの都度針先を確認してヤスリを掛けるなり交換するのが当然で、手間を惜しんでフッキング率を犠牲にしていては、何のためになまりにくくしているのか分かりませんし、根掛りに関しては、いろんな方の話や自分の経験上、オモリが岩などにはまり込む根掛りが圧倒的に多いと思われますので、特に好んで使用する必要を感じません。

外ネムリ針はあまり知りませんが、がまかつのコウジマダイとかささめのカレイイレグくらいでしょうか。

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内ネムリのメリットが感じられないのなら、外ネムリのほうがいいのかという話になりますが、けっこう好きです。ただし、必要以上に海底を引っ掻いてしまうのもどうかと思いますし、先ほどのヒネリによるフッキングパワー伝達云々の話も考えると、外向きすぎるのもデメリットがあるように思いますので、個人的にはストレートが一番いいように思います。

あと、内ネムリが良くないと思う理由に、針先の進行方向があります。この場合は、魚肉にフッキングした後の話です。

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へたくそな図ですが、フッキングの切っ掛かりがあった箇所から針先の示す方向によって、魚肉に食い込む進行方向が変わると思います。外ネムリやストレートならガッツリ魚肉をつかみ込む感じですが、内ネムリだと魚体から離れる方向に針が進行していくような、少なくともそっちへ誘導する力が働くのではないかと思えるのです。

これはあくまで投げ釣りで魚に針を飲み込ませて掛ける発想で考えているので、浮き釣りや落とし込みなどで口元に掛けることを狙っている釣りだと話は違ってきます。


なんやかんやと書きましたが、星の数ほどある針の種類を考えると、置き竿投げ釣りだけでも語りつくすことは全く不可能ですし、書いたことが正しいとも思えません。単に僕の思い込みと好みの問題です。

でも、このようなことを針をいじくりながら夜中に自問自答して考えていると、時間の経つのも忘れてしまうのは僕だけなんでしょうか。この時、僕は自分の部屋の中で確かに釣りをしているのです。 





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最終更新日  2014年10月13日 13時57分29秒
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