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カテゴリ:釣行記
いま、巷のサーフキャスターの間で評判の?米国式パイプアングル竿立てですが、先月の七里のビッグウェーブで僕の三脚が破壊されてしまい、逆にじゃこ先生のアングル竿立ては微動だにしていなかったことで、図らずも比較実験となってしまった前回、これをいい機会として長いこと拘っていたサーフ三脚スタイルを辞め、僕もアルミアングル竿立てを自作してみることにしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/yashoo00367/35377161.html http://blog.livedoor.jp/teone/archives/43534603.html 基本設計はほかの方々と全く一緒ですが、こまごまと自分流のこだわりを加味して部材を選定しました。おもに自分の思う最低限の強度・耐久性・サイズを確保しながら、重量とコストをなるべく抑えるというのが目指す方向性です。 (アルミアングル)30×30×3.0mm、L=700mm ¥1068 ホームセンターなどに置いてある2.0mm厚品では強度や耐久性に不安があるので、モノタロウで3.0mm厚ノーブランド品をカット販売してもらいました。またアングルサイズは小さいほど浜に刺さりやすいですが、砂利を受け止める面積もある程度欲しいので30mm幅を選択。じゃこ先生のアメリカ製はL=600mmでしたが、七里の高波に対応できるよう100mm伸ばしました。 (塩ビパイプ)VP40、L=330mm ¥227 ほんとは内径35mmもあればいいんですが、規格が無いので40mmになりました。肉薄のVU管では、ナットを締めこんだ時のゆがみがありそうなのでVPにしましたが、ちょっと重いですね。中間の肉厚があれば良かったです。ホームセンターで売っている1m品を3等分しました。 (ボルト&蝶ナット)M6、SUS、L=75mm ¥71 強度が高いに越したことはないんですが、M8ではゴツすぎるんでM6を選択しました。もちろん材質はステンレス。ナットを外さずにパイプを回転できる最低長で、できればL=80mmがピッタリでしたが見つかりませんでした。ちなみにアングルとパイプの重ね代は強度を重視して200mmです。 (ボルト貫通部) M6ボルトの外径は約5.85mmで、5.5mmのドリルで穴を開けると、ちょうど塩ビ管にボルトをねじ込む形になります。そうすることで釣り場での組み立て時にボルトが抜け落ちず、また蝶ナットで締めこんだときにボルトが簡単に共回りしませんので、工具なしでしっかり締めこめます。アングルのほうは6mmで開けました。 (アングル先端) サンダーか、無ければ金ノコで適当にカットしましょう。ヤスリでバリ取りすれば完成です。ヤスリが無ければ石ころでガリガリ。アルミなんで簡単です。 (収納モード) パイプを回転させ、互い違いに抱合せて非常にコンパクトに収まります。 ロッドケースにも楽勝で4セット入ります。 ・ 一本の重量 =565g ・ 一本当たりのコスト=1366円(税別) 安い!(^^ 以前使用していた三脚2セットとこの竿立て3セットだと、アングル竿立てのほうが500g弱重くなってしまいました。しかしコストは3本で三脚1個分程度ですし、かなり強度にこだわったので、長年使えると思います。また、自作はコストが安いこと以上にサイズや構成を自分の思い通りに作れるのが何よりですね。 それでは早速フィールドテストに向かいます。今回は久々にNIGOさんと竿を並べます。 ここの砂利は割と細かいので、ほんの5秒程度でアングルを40センチほど埋め込むことができます。 差し込んでからの角度調整も思い通りにできて、設置強度もかなり高いです。ほんの数分程度で3本とも設置が完了しました。セッティングの容易さ・早さは三脚とは比べ物になりません。また、部材のサイズ、強度設定ともバッチリ狙い通りでした。このまま販売できるレベルです(笑) などと二人でダベッているときに、NIGOさんの竿がシーソーになりすっ飛びました!(^^ 三脚はこれがエキサイティングでいいですね。人の竿でもこういうのを見るとテンションが上がります。 明るいうちにNIGOさんが40cmクラスと30cmクラスのへダイを立て続けに釣り上げました。さすがでございます。 日没前はフグのエサ取りがうるさかったですが、日没後はシビト虫の史上最高レベルの猛攻を受け、エサが素晴らしいスピードで無くなっていきます・・・orz 僕はやっとこさニベ1。 その後は全く魚の気配が無くなり、僕は半夜の予定でしたので、10時前にはエサ切れ納竿となりました。 日没前の満潮前後が唯一の時合いだったようです。 唯一の収穫は、この時期の七里の風物詩、みかんの無人販売一袋100円。 今年のみかんもめちゃウマでした。 以前も使っていたこのアングル竿立ての利点は、地面差し込み部がV型になっているので、左右に回転せずに安定することと、波に対してはV型が波を左右に逃がし、逆に魚の引きに対してはV型で地面の砂利をしっかり掴み倒れにくいことですかね。もちろんアングルなのでしなりは微塵もありません。単純極まりない設計ですが、パイプなので道糸が弛んでも竿が倒れることもなく、貫通ボルトは竿尻の受け止めも兼ね、無駄な部材はひとつもない素晴らしい設計です。 使ってみてひとつ気付いたことは、仮に魚を掛けてやり取りしている最中に他の竿にアタリがあった場合、持っている竿に掛かっている魚がほどほどのサイズであれば、ドラグを軽く締めて竿立てに立てておいて、もう一本の竿の対応をすることができると思いました。これは三脚やポール式の竿立てでは難しいでしょうね。まあそんな心配をする必要もないでしょうが(--; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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