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我ながら最近割と釣行記が続いております。釣りに行きたいというより、現実逃避のため海に逃れているような気もしますが・・・。 前回のどすこい級肘タタキ釣行では、まともな釣果はもらったチヌのみ(釣果ではない)という極めてショボイ私らしい結果となり、欲求不満が蓄積されただけとなりました。 どうせ真冬になると僕は寒さでほとんど釣りに行けなくなるので、今のうちに有終の美を飾って、来年の開幕までの間の釣り欲求を抑える貯金をしておかねばなりませぬ。 というわけで、航空写真を眺めながら大キスが(ついでにカレイも)溜まっていそうな湾に目星をつけ、とある漁港にやってきました。ここで竿をだすのは10年ぶりくらいです。 静かな砂泥底の湾内ですので、予想が正しければ大キスが連発するでしょう。 さっそくコンコンとアタリが出ますが、 【ロウニンアジ 21センチ】 やりました。釣り師の憧れGTです。小さいですがカッコだけは一人前です。 というか、完全底ベタでも食ってくるんですね。 またしばらくしてコンコン・・・ 【ロウニンアジ 19センチ】 これはこれで美味しいので、数が釣れるといいですが、肝心の大キスが一向に釣れません。 などと思っていると、船着きのコーナーで竿を出していた僕の三脚の真横まで軽自動車が寄せて乗り付け、中から漁師と思われるおじいさんが 『邪魔やろが~~!!わしらはお前らみたいに遊びでやっとるんちゃうんやぞ~~!!』 と怒鳴る勢いでのたまいます。 『すいません。片付けますわ』 この漁港は釣り禁止ではありませんが、僕がこの爺さんの乗り込む船の横で店を広げていたことが癇に障ったようです。僕があっさり片付けると言ったので、反撃を予想していたじいさんは一瞬ギョッとしていました。 只ならぬ騒ぎっぷりに、隣で喋りながら一緒に釣りをしていた地元の釣り師が僕のことをかばってくれていたみたいですが、ゴミを捨てていくだのマナーが悪いだのと、そういう釣り人が後を絶たないような話をしていました。 その場にいた他の漁師さんは、そのまま釣りしていていいからねと言ってくれましたが、乗り捨てられた軽自動車が邪魔で釣り出来るはずもなく、気分も悪いので場所移動することにしました。 僕は漁師さんには一定の敬意を持っていますし、この爺さんの言うとおり、自分達の仕事場で遊んでいる奴らがゴミを散かしていくなど許せない気持ちもよく分かります。何より僕自身が、ゴミを放置していく釣り人に頭にきているので、ここまで理不尽な嫌がらせをやるくらいなら、管理委託されている漁協の権限で釣り禁止にすればいいと思いますが、そうすると地元民が釣りを出来なくなるので困るのでしょう。その場にいた7~8人の漁師と地元釣り師が、道具を片付けている僕の周りで、身内で漁港を独占してよそ者を追い出したような格好になって非常に気まずそうでした。 いやーマイッタ。夕まずめの時合い直前でいきなり次の場所を探さねばなりません。 もう魚種がどうこうと贅沢も言っておられません。日没まで1時間しかないので、近隣の適当な漁港にやってきました。 セコい湾ですが、水深は軽く10メートル以上ありますので、針を大き目にし、マダイ狙いに目標変更です。 早速コンコンアタリを巻き上げると、 【チャリコ 23センチ】 おおっ!狙い通りいきなり真鯛がでました。ちょっとちっちゃいな・・・。 でもこのポイントは期待できます。サイズアップを目指して再度投げ込んでいきますが、日没後から三脚が倒されそうなほどの強風が吹き荒れ、水深があることもあり底取りできないくらいになってきましたので、あえなく撤収。 うーん、いかん。二回続けて不完全燃焼のこの停滞感。オマケにじじいのせいで気分も悪い。 とにかく漁港は船の往来を常に気にしたり、他の釣り師とテリトリーの奪い合いで、楽しいと思ったことがほとんどない! やはり俺にはここしかない(笑) 長い前ふりだったな。 11月ともなると七里は結構厳しいものがあるんですが、何者にも遠慮することのないこの解放感と、雄大な景色。来るたびに心が洗われます。 この日は風も無く、夜明け前でも17℃もあり防寒着がいらんくらいでした。 すっかり使い慣れたパイプアングル竿立てをセッティングし、三本投げ込みます。 日没前に竿立ての角度を調整しようと、竿をもった瞬間にドラグから糸がジャーッ! おっしゃ!ヒット! 結構な元気な引きで上がってきたのは、 【へダイ 37センチ】 幸先いいです。コンディションのいいきれいな魚体のへダイでした。とりあえず刺身確保で今日のノルマ達成です。 そして日没後すぐ、真ん中の竿から結構キツめに締めてあるドラグの糸が難なく出ていきます。 すぐさま竿に駆け寄り、うおりゃ! どん!ぐぐぐっ! おお!けっこうデカい! 次の瞬間 すぽんっ! おわ~、ショック~(TT) 今のは結構デカかったよ~(泣) しかし今日は活性が高い!バレたとはいえ、テンションはすでにMAX! などと思っていると、今度は右の竿が海にすっとんでいきそうな勢いで根本からひん曲がっています! どうやらドラグを緩め忘れていたようです。 これぞエキサイティング!これがパイプアングル竿立ての醍醐味か!(笑) オラァー!! 気合いの鬼アワセをくれると、今度はしっかり乗りました。 おお!これも結構デカいぞ~! やり取りを楽しみながら、じわじわ寄せてきます。 波打ち際での締め込みは結構なもんでした。 【へダイ 44センチ】 やりました。ちょい投げレコード更新です。 うひょ~~~楽し~~~い(^^♪ これぞ七里の釣りや~。なんで偏屈なじじいに嫌がらせされてまで小物狙いせなアカンねん(笑) その後、真ん中の竿が微妙に動いているので、巻き上げると、 【ニベ 34センチ】 これも地味にレコード更新です。元手がショボいんで簡単に更新できます(笑) その後は怒涛の時合いも終了し、翌日の夜明けも頑張りましたが、まったく反応無しで終了となりました。今回は季節の割にはハイシーズンのような活性で、久々に興奮できました。やっぱ釣りはこうでないとね。 しかし、このポイントは近年ほんとにへダイ率が高いです。へダイはもういいってと言いたくなりますが、それは贅沢ってもんでしょう。唯一ばれた魚が気になりますが、僕はイシダイの一枚歯に針が弾かれたものと思っております(笑) そしてへダイ様は、 さすがに前回のチヌよりは、一枚上手の旨さでした。 明日はへダイ鍋とアラの煮付けを頂きます。(^^
春の底物狙い 2020年04月13日 コメント(8)
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