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テーマ:最近観た映画。(40093)
カテゴリ:アメリカ ・ 喜劇
マリリン・モンローの魅力を余すところ無く描き出したのが、この作品「七年目の浮気」である。 出版社に勤めているリチャード(トム・イーウェル)は結婚7年目の恐妻家だ。妻と息子を避暑地へ送り出したあと、一人暮らしを満喫しょうとするが、二階の住人の留守番役ブロンド美人(マリリン・モンロー)が気になって仕方がない。甘い浮気の妄想に浸るリチャードは、次第に妄想の浮気願望が昂じていくが、実際の彼女にはいつも肩すかしを食わされる。 「ブロンド美人のお隣さんと一杯やるだけのこと。一杯やったらバイバイ、私は妻子ある身なんだ。」 ドレスに着替え、シャンパンとポテトチップスを手に、ブロンド美人がリチャードの部屋を訪れてくる。 「暑いときは下着を冷蔵庫に入れて冷やしておくの」 天真爛漫なブロンド美人に中年男は翻弄される。部屋の中にブロンド美人がいることを悟られないよう、管理人を煙に巻くリチャードのセリフはなんと「マリリン・モンローがいるとでも思うのか?」という"実名パロディ”でモンローのとぼけた顔が何ともおかしい。 妄想でレコードをかけ、ブロンド美女に挑むリチャード。 「ラフマニノフ? ずるいわ。これを聞くと体がしびれるの」 男に抱かれてキスをする時のセリフだ。 この映画の一番の見所といえば、あのスカートの名場面だ。リチャードと映画を楽しんだあと、地下鉄の通風孔からの風で涼むブロンド美人、2度目の風のほうが強かったので彼女はいう。 「きっと急行だったのね」 このシーンのロケは深夜に関わらず、2000人以上の見物人が集まったそうである。そのため音声が収録できず、後日スタジオで取り直す羽目になったそうだ。ちなみに通風孔から吹き上げる風は、実は熱風で涼むどころではない、それをさも涼しげに演じたモンローの根性も大したものである。 余談だがスタジオ撮影の時は、誰がモンローの下で送風機を操作するかで、スタッフがもめたらしい。 「7年目のむずむず」この不幸な衝動に既婚男性の84.6%が襲われるという。 1955年 アメリカ・カラー 監督 ビリー・ワイルダー 主演 トム・イーウェル、マリリン・モンロー ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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