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カテゴリ:東映映画
「とめやしません。だけど死なないで下さい。何年でも待ちます。そのときは、そのときはね、あたしだけの情けに生きて欲しい・・・」 秀次郎(高倉健)の背に向けた、幾江(藤純子)の血を吐くような声がする。 健さんの歩く姿が哀愁に満ちている。 九本作られた「昭和残侠伝」シリーズの中で、最も評判の高かったのがこの作品だ。大きな銀杏の木の下で雨宿りしている秀次郎と出会う幾江。それ以来、幾江は秀次郎を想い続けた。 それから七年、二人は思いもかけぬ再会をした。秀次郎の出所を祝う座敷に芸者となった幾江が呼ばれたのである。 その二人が座敷を抜け出し、二人きりの道行き、と言う時に降り出した雨。雨さえも嬉しいという幾江の気持ちが溢れたセリフ。 「通り雨だな」 「この雨は、もう、どこへもやらずの雨よ」 1970年製作 東映東京 監督 マキノ雅弘 出演 高倉健 藤純子 ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.21 14:48:23
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