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「会議は踊る、されど進まず」1814年9月に開かれた「ウィーン会議」はこう 揶揄された。この映画「会議は踊る」は、この史実を背景に、帝政ロシアの皇帝とウィーンの町娘の恋という”おとぎ話”を描いたものである。 大切な会議にやってきた各国代表は、連日のごとく繰り広げられら晩餐会や舞踏会に明け暮れる。会議の議長はオーストリアの外相メッテルニヒ(コンラート・ファイト)。 メッテルニヒはロシア皇帝アレクサンドル1世(ヴィリ・フリッチュ)を舞踏会漬けにし、会議の主導権を握ろうと企てる。一方、ロシア皇帝は影武者を仕立てて、会議と舞踏会の両方をこなしつつ、手袋店で働く町娘クリステル(リリアン・ハーヴェイ)との恋を密かに楽しむのだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ きっとこれは 夢 まぼろし 人の一生にただ一度 二度とかえらぬ 美しい思い出 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 夜ごとワルツの調べが流れるウィーンの町で、娘は突然やってきた束の間の恋に酔いしれる。クリステルがアレクサンドル1世の別邸に招かれ、有頂天の娘を乗せた馬車が新緑の田園を駆け抜けて別邸に着くまでを、ワンカットで映しだす。 この10分に及ぶシーンをワンカットで映した移動撮影の技術はハリウッドの映画人を驚嘆させたという。 このシーンにクリステルの歌う「ただ一度だけ」の歌声が響く。このシーンは映画史上最も美しい場面の一つとされた。 そんなある日、束の間の恋の終わりを告げる出来事が・・・・・。 1931年製作 ドイツ・モノクロ 監督 エリック・シャルレ 出演 ヴィリ・フィッチュ リリアン・ハーヴェイ ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.30 22:56:25
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