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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:アメリカ ・ アクション
非情なマフィアの世界を陰影に富んだ映像で重厚に描き出した「ゴッドファーザー」。本作は新人同様だったコッポラ監督が作家生命を賭けて挑戦し、世界中で大ヒットした衝撃の作品である。 薄暗い書斎で男たちの嘆願を聞いて、解決策を次々に指示するマフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネ。演じたのは、当時47歳のマーロン・ブランド。「波止場」でアカデミー主演賞を受賞して以来、20年近い歳月を経て脂の乗り切った重厚な演技で観客を魅了した。 ヴィトーと共に物語の芯になっているのが、アル・パチーノ演じる三男マイケルである。麻薬ビジネスに反対したことから、対立するファミリーに狙われ、重傷を負った父ヴィトー。その姿を見たマイケルは復讐を誓い、自ら嫌がっていたファミリーの一員として生きる道を選ぶ。 ニューヨークの暗黒街を牛耳るドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)は、闇の世界とその”ファミリー”に絶大な権力を誇っていた。ある日、コルレオーネは対立するタッタリア・ファミリーに襲われ、ファミリー間の抗争が激化、三男の大学生マイケル(アル・パチーノ)は父の復讐を果たしてシチリアへ逃亡、その間に長男ソニーが暗殺され、呼び戻されたマイケルが二代目を継ぐ。 「お前の時代には、表に出て人を操るべきだ・・・」 ヴィトーはこう云ってドンを譲るのだった。 ファミリーの絆の強さ、非情さを描き尽くした傑作だ。ダイアン・キートンがマイケルの恋人を演じているが、撮影当時二人は本物の恋人だったそうだ。 1972年 アメリカ・カラー 監督 フランシス・フォード・コッポラ 出演 マーロン・ブランド アル・パチーノ ダイアン・キートン ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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