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カテゴリ:アメリカ ・ 青春
まばゆいばかりの美貌の持ち主、エリザベス・テイラーと若き名優モンゴメリー・クリフトが演じた甘美なラブシーンが印象に残る傑作「陽のあたる場所」。 1951年度アカデミー賞で監督賞ほか6部門を押さえたジョージ・スティヴンスの名作である。このとき、リズはまだ19歳、撮影に入ると役になりきるクリフトを観察、初めて「演技」を学んだという。 富と名声を得ようと野心に燃える貧しい青年ジョージ・イーストマン(モンゴメリー・クリフト)は、伯父の経営する工場に招かれ、同じ職場のアリス・トリップ(シェリー・ウインタース)と恋仲になる。しかし、富豪の令嬢アンジェラ・ヴィッカース(エリザベス・テイラー)と出会い、愛しあうことになる。ところが妊娠したアリスが結婚を迫り、彼女が邪魔になったジョージは湖に連れ出す。 アリスを殺すことをためらううちにボートが転覆、アリスは溺死してしまう。裁判でジョージは殺意を否認するが、有罪になる。 「いつまでも愛してるわ。生きている限り・・・。私たち、さよならを言うために出会ったのね」 独房のジョージに会いに来るアンジェラの言葉だ。 「僕は世界一の幸福者だ」 「二番目よ。一番は私」 ジョージとアンジェラが愛を打ち明けあいテラスでキスを交わす。白黒の画面一杯に大写しになるラブシーンは実に美しい。 社会派小説「アメリカの悲劇」を甘美なラブロマンスとして描いた名作である。 1951年 アメリカ・モノクロ 監督 ジョージ・スティーブンス 出演 モンゴメリー・クリフト エリザベス・テイラー シェリー・ウインタース ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.03 23:41:57
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