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テーマ:DVD映画鑑賞(14197)
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ケニアの大自然で育った野性ライオンと人間の愛情を描いた珠玉の名作だ。ライオンと言えども子供のライオンは可愛いく、いたづらが大好きである。 ジョーイ(ヴァージニア・マッケナ)はケニヤの北高原の監視官ジョージの妻。ある日、ジョージは人食いライオンを射殺し襲ってきた牝ライオンもやむなく殺した。後に三匹のライオンの子が残り、夫婦は育てることにした。 その中でいちばん小さい子をエルザと名付け、とくに可愛がった。地方行政官の忠告のように、大きくなったときの野生の恐ろしさを思わないでもなかったが、ジョージが病気のときは枕元で一晩中見張りをすることもあった。だが、ある日、エルザの行動が象の大群の暴走を呼んだ。作物を荒らす大損害だ。 行政官はエルザを動物園に送るのが一番だという。大きくなりすぎたのだ。野生に戻すことは到底むりだという。 「お願い、試させて、エルザの気持ちは良く分かるの。動物園では惨めな思いをするわ。自由を奪って死ぬまで檻に閉じ込める気? 時間を頂戴」 ジョーイは、エルザを自由にしてやることに決めた。 だが雄ライオンの傍に置いてみると、慌てて車の方に飛んで帰って来た。他の動物を殺すことを教えようとすると、カモシカと遊ぶような始末。一週間野に放してみたが、結局餓死寸前のところを発見された。こうなると、動物園に送らざるを得ない。だが……繁殖期に入ったある日、エルザを遠くへ運んだ。雄を争い牝ライオンと激しい取っ組み合いをやる。エルザは本当の野生に帰れるのだろうか。 一年間が経って、二人はエルザを残したところへ来てみたが、一週間過ぎてもエルザは現れなかった。帰ろうとしたとき、遥か彼方からエルザがやってきた。三匹の子供を連れて。エルザはジョーイの側に人間が抱擁するような形で足を置くと、懐しそうに体をこすりつけたり、手をなめたりしていた。エルザの子供たちもまわりに集まった。近くでライオンの吼える声が聞えた。エルザの主人だ。エルザは本来の野生に戻ったのである。 1966年 イギリス・カラー 監督 ジェームズ・ヒル 出演 ヴァージニア・マッケナ ビル・トラヴァース ジェフリー・キーン ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.19 21:17:32
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