|
テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:アメリカ ・ 喜劇
ご存知、知る人はみんな知ってる、警察物のハチャメチャ喜劇。鬱陶しい梅雨にうってつけ、梅雨を笑い飛ばせるだけのパワーはある。ヒットしたので6連続シリーズとなり、おまけの1本まで出来た。 シリーズの中で一番面白いのは、やはり1本目であろう。登場人物の面白さ、おかしさは1本目が飛びぬけている。 アメリカのある大都市で、女性市長が警察官採用の際のすべての制限を撤廃するという画期的な方針をうち出した。適性も何も考えぬ志望者が警察学校に殺到することになり、ラサール校長(ジョージ・ゲインズ)は大あわて。ハリス警部は伝統を守るため、しごいて早いうちにくず志望者を追い出そうと計画。 しかし、なかなか連中はしぶとい。なかでもマホニー(スティーヴ・グッテンバーグ)は要注意人物。彼は駐車場の係員をしていたのだが、横着な客ともめ、ブタ箱入りしかけ署長の命令で警察学校に入れられたのだ。彼の父は元警官で、署長は世話になったことがあり、その礼に彼を1人前の男にしたてあげようと考え、学校をやめるとブタ箱入りだと脅す。 他には、大富豪のお嬢さんカレン(キム・キャトラル)、拳銃狂のタックルベリー、口で巧みに効果音を出すことのできるラーヴェル(マイケル・ウィンスロー)、肥満男のレスリー、巨人のモーゼスなど、型破りの人物ばかり。 おかしいのはタックルベリーだ。事或るごとに拳銃を抜きたがり、ところ構わずぶっ放す。スカッとすること請け合い。 口で巧みに効果音を出す男ラーヴェルはユニークなキャラだ。こんなのがいれば、撮影所の効果部さんや録音部さんはどんなに助かっただろう。実際の音は現実音とはめかえているのだろうが・・・。 ハリス警部とキャラハン警部補は、腕によりをかけてしごき、落伍者が続々と出るが、例の不適格者どもはまだねばっている。マホニーは売春婦をやとって、ラサール校長のナニを吸わせるなどのいたずらをやる。ついにマホニー、モーゼスらは退学のうき目にあう。 そこへ、町で暴動が発生したという報が入り、警察学校の生徒も出動することになった。彼らは周辺の地区を警備するはずだったのに、どうしたことか、最も荒れくるってるところに連れていかれた。彼らはそこで意外なことに勇猛果敢に行動した。なかでも、マホニーとモーゼスの活躍はめざましかった。 「おい、豚殺しを手伝おうか」 とモーゼスがハリスとマホニーに銃を向けている荒くれ男に近寄る。 「どっちからやるか」 「そうだな、こっちの方かな・・・」 振り向きざま荒くれ男をパンチでのしてしまうモーゼス。 こうして、事件は解決し、はみ出し学生たちは、立派な警官として卒業式に出席するのだった。 それにしてもアメリカと言う国は、思い切ったユーモアを解する国民性だ。日本だとこんなハチャメチャをやらかす警官など警察庁が許さないだろう。一本目が一番面白い、二本、三本とトーンダウンするが4本目でやや持ち直すといった具合だ。 1984年 アメリカ・カラー 監督 ヒュー・ウィルソン 出演 スティーヴ・グッテンバーグ キム・キャトラル G・W・ベイリー ババ・スミス ドノヴァン・スコット マイケル・ウィンスロー ジョージ・ゲインズ アンドリュー・ルービン デイヴィッド・グラフ レスリー・イースターブルック ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.25 12:03:18
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカ ・ 喜劇] カテゴリの最新記事
|