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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:アメリカ ・ アクション
その1:人質交渉人がその真価を問われるのは? 人質を取り建物に立てこもるのが強盗の逃げ延びる手段の昨今、どうやって人質を犯人の手から救出するか、その安否を確かめ、中の様子を探り、犯人像を見る重要な役目が交渉人にはある。勇気、沈着、冷静、あらゆる資質が求められる大切な仕事だ。いらだつ犯人を落ち着かせ、人質を無事に救出しなければならず、しかも命の保障はない。その真価は? その2:役者は人並み外れた強靭な体力を持たなければ勤まらない!? この映画のエディ・マーフィと犯人役のマイケル・ウィンコットの対決たるや体力勝負の感を呈する。卑劣、凶悪、残忍な男と戦いをする刑事の憎しみが余すところなく描かれている。憎しみが増幅していく過程も良く分かる。暴走する路面電車内の殴り合いはその極致であろうか。 その3:暴走する電車が車を跳ね飛ばす!! 息をするのさえ忘れさせる活劇シーン 一体何台の車がスクラップになっただろう。テストから含めると百台は下るまいと思える。その極めつけが電車の暴走シーンだ。シスコの下り坂を走る電車に犯人が乗り込み運転手を射殺、電車はスピードを増し、前方の車を片っ端から跳ね上げ横転させながら突っ走る。暴走電車に後を追う車からエディが飛び移り、激しい格闘になる。全部で30人を超えるスタントマンが協力しており、その成果は歴然としている。 その4:卑猥なセリフをまくし立てるエディの真骨頂!!! エディが新人刑事に交渉人の訓練をする場面の機関銃のようなセリフは圧巻だ。 「マコール刑事だ」 「うるせえ、クソ野郎! 今から皆殺しにする」 とすかさず答えるエディ。 「力になりたい」 「ほざくな、カス。くたばれ、失せろ、ニヤケ野郎」 「要求は何だ」 「要求だと?教えてやらあ。娘と逃げたウジ虫野郎をここえ連れてこい。タマをぶち切ってやる」 「できない」 「何だと?お前じゃ話になんねえ、カエルの小便野郎!クソの役にも立たねえ」 「そこまで言うのか、言葉の虐待だ」 「きにすんな、雰囲気が出るだろ」 その5:”裸のタヒチ”で愛を語るスコットと恋人ロニー(カーメン・イジョゴ) 念願の休暇を貰ったエディが恋人と浜辺で愛を語るシーンのセリフは粋だ。 「スコット、大切な話。私たちって、深い段階に入るべきよ」 「深い段階?」 「今こそ服を脱いで、素っ裸になるの」 「裸になるってか? 俺はまた”け”のつく話かと思った」 「”け”って、けっこん?」 こうして”裸のタヒチ”で結ばれる二人であった。 1997年 アメリカ・カラー 監督 トーマス・カーター 出演 エディ・マーフィ キム・ミヨリ アート・エバンス マイケル・ラパポート ジェニ・チュア カーメン・エジョーゴ マイケル・ウィンコット 9月より映画評を全面リニューアルさせていただきました。単なるストーリー紹介でなくしたいと思ったからです。この方が面白い、読みやすいとお思いでしたら、クリックして下さい。ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.01 14:08:46
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