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1920年代のアメリカの上流階級を舞台に、ある富豪の過去を通して非情な社会の現実を描いた作品。ニューヨーク郊外ロングアイランド湖畔の豪邸でジェイ・ギャツビーは毎夜パーティーを催していた。 その1:主人のいない不思議なパーティの秘密はーー 毎夜開かれるパーティだが、主人のギャツビーは何故かめったにその姿をみせない。その不思議な行動にパーティの客たちはギャツビーのことをあれこれ噂する。どうせ悪どいことをやって大金を稼いだ成り上がり者だろうと、彼の評判はよろしくない。 事実、ギャツビーは成り上がり者であった。貧困に生まれ育ち、軍人になったことが、初めて彼が手に入れたステイタスシンボルなのだ。 そして、今、パーティを催している彼の秘密は、かつて愛し、今は富豪の妻となったデイジーと再会を果たすためだった。 その2:大輪の花ディジーにギャツビーの心は震えた 軍服を着て初めて出席した上流社会のパーティの素晴らしさ。ギャツビーには目がくらむような華やかさだった。その中でも一際目を引いたのが、軍人仲間の憧れの的、ディジーの美しい姿であった。ギャツビーにはまるで崖の上に咲いた大輪の花のように思えた。 運命のいたずらか、ギャツビーはその花に手を触れた。 「あかりを全部消してローソク1本にしましょう。・・・私を愛してるって言わせてあげるわ」 二人は恋に落ち、激しく愛し合う。だが、第1次大戦が起こり、ギャツビーは出動命令を受けてフランスへ。 その3:戦争から帰ってきたギャツビーを待っていたのは・・・ 既に人妻になっていたディジー、それも大富豪トムの妻だ。ギャツビーは絶望に落ち込んだ。だが、彼は立ち上がった。ディジーをもう一度手に入れる。何があろうと手に入れて見せる。そのためには何でもやった。悪どいことにも手を染めた。 金持ちになり、大邸宅を手に入れ、連日パーティを開き、ひたすらディジーとの再会を待った。その時が来て、恋が再燃した。 ディジーは言う。 「今はもう、あなたのものよ。愛してるって言わせてあげる」 ディジーは愛されることは知っても、愛することは知らない女だ。こういう女を命を賭けて追い続けるのが男なのかもしれない。 それにしてもミア・ファーローの美しいことよ。ロバートならずとも追い駆けて見たくなるだろう。 1974年 アメリカ・カラー 監督 ジャック・クレイトン 出演 ロバート・レッドフォード ミア・ファロー カレン・ブラック スコット・ウィルソン ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.09 22:39:26
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