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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:日活映画
南国土佐を後にして 土佐の 高知の 播磨屋橋で 坊さ~ん かんざし 買うを見た~ よさこい よさこい ペギー葉山のヒット曲を背景に、川内康範の原作を斎藤武市監督が映画化したサスペンス・ドラマ。 その1: 今なお人気を誇るアキラのシリーズ物の原点!! 賭博の名手原田謙司(小林旭)は、出所を期に母のぶと恋人春江(浅丘ルリ子)の待つ故郷高知に向った。刑務所で聞いたペギー葉山の“南国土佐を後にして”が、彼に特攻隊で死んだ兄を思い出させ、彼は真人間になることを兄に誓ったのである。 今は東京で料亭よさこいを経営している亡き兄の許婚者だったはま子(南田洋子)は、この歌が好きで昔よく歌っていた。 帰郷すると、春江は借金のためヤクザの北村と結婚しなければならぬ身の上だ。自分の店で働いている麻子を謙司と結びつけようとしたはま子は、彼を麻子の兄中村の世話で港湾事務所に入れる。しかし前科が知られて彼は職を追われた。 再び東京に出ようとする謙司をとめる春江に、北村一味の短刀が迫る。だが・・・ その2: ダイスを振るアキラの”黄金の手”は誰の手??? 東京に出た謙司は、ペギー葉山にばったり会う。そして”南国土佐”のカラオケが流れる喫茶店の一隅で話すのだ。 「負けちゃダメよ。一つ負けたら、二つも三つも負けてしまうわ」 「人間の社会ってやつは・・・」 「難しいわね、きれいに生きるってことは。でも、負けないでね」 勇気づけられた謙司は、はま子のもとに下宿して職を探す。 ある夜、北村に追られた春江が高知から逃げてきた。後を追って東京にやってきた北村は、百万円の借用証をつきつけて、謙司をおどす。 仲間の会津を呼んだ謙司は、金をつくるため、もう一度ダイスを振る決意をする。ナイトクラブ“モカ”の一室で、謙司は大一番の勝負にのりだした。 そこには、かつて謙司の就職を断わったことのある大川証券の社長が麻子ととも来ていた。勝負は、謙司と大川の戦いとなり、金額は百万円につり上った。 その時、ペギー葉山の歌う“南国土佐を後にして”が謙司の耳にひびいた。途端に出たダイスの目はオール・シックス・・・。 ダイスを振るアキラの手の動きは見事である。本人が稽古をしているのをみたこともあるが、撮影された手の動きは替え玉の本職だ。助監督からそんな話を聞いた覚えがある。 百万円を手に入れた謙司は、その金を北村にかえすと彼等一味をたたきのめす。そして、かけつけた春江と謙司は固く抱き合うのだった。 その3: 高知ロケは生かされていただろうか??? ペギー葉山の歌う“南国土佐”をタイトルに選らんだ作品だけに主人公の故郷を高知に設定、高知長期ロケをした(と思う)のだが、高知の香りが今ひとつ伝わって来ないのは残念だった。 ペギーさんは今年歌手生活55周年になる。名優だったご主人を失ってもう長いが、いつまでもお元気で頑張ってほしいと願う。根上さんの弟の森さんが本作の茂木プロデューサーとよく撮影所に見えており、私も一緒に食堂で談笑したこともある。 【ポイント2倍!3日am9:59迄】特選・歌カラベスト5 学生時代/南国土佐を後にして/夏の終わり/ドレミの歌/爪/ペギー葉山[CD] 1959年 日活・カラー 監督 斎藤武市 出演 小林旭 浅丘ルリ子 ペギー葉山 西村晃 南田洋子 ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.02 15:23:18
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