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カテゴリ:アメリカ ・ 喜劇
ビバ、マリア(DVD) ◆20%OFF! ジャンヌ・モロー、ブリジット・バルドー、フランスを代表する2大女優競演で贈るミュージカル調コメディ。 その1: これは何とも実に面白い映画だ 見ていて愉快になる作品である マリー(B・パルドー)は刑務所生まれ。スジ金入りのテロリストの父を少女の頃から助けて破壊活動をつづけていたか、父に死なれて官憲に追われるうちとある小さな町に現れる。 そこではいましも旅芸人ロドルフォ一座が開演中だ。花形はマリア(J・モロー)という歌手で、コンビの相棒が自殺して困っていたところに、空腹で迷いこんで来たマリーをマリアとしてマリア・コンビを作り、たちまち人気者になった。 この中南米の架空の国では、悪政に耐えかねた民衆の暴動がひんぱんに起こっていた。一座がある村を通りかかったとき暴動が始まった。一同高見の見物としゃれこむ。 ところが血筋は争えぬマリー、鉄砲で悪辣な政府軍の兵隊をブッ飛ばしてしまう。おかげで一座もろとも捕われの身となり、死刑囚フロレス(G・ハミルトン)らと牢獄にぶちこまれてしまうのだ。 この男、マリアのファンでかつて彼女の所に日参していた。二人は銃殺を前に愛の一夜を送るのだ。一座の力持ちの男が軽々と牢の鉄棒を捻じ曲げ、マリアをフロレスの牢へ入れてやる。 翌日、二人のマリアは権力者ロドリゲスの所に呼び出され、そこに機関銃のあるのを見たマリーはそれでバリバリやってまんまと脱出。が、この騒ぎの中でフロレスが銃弾を浴び、マリアに「戦いをつづけてくれ」と言い残して死ぬ。 その2: 場面転換の妙は さすがルイ・マルというべきか 俄然マリアは革命にめざめ、村人たちに向かい演説を打つ。 「フローレスは死んだわ。皆のために戦って死んだのよ。今、私は彼の高潔な遺志を継ぐ。それなのに、私の目に映るのは臆病な羊ばかり。いまや分別も野獣のもとに走り、人々は理性を失ってしまったのかーー」 「シーザー、ジュリアス・シーザーのセリフだ」 と一座のものがいう。 「彼女の見せ場よ」 「搾取され、名誉を汚されても沈黙し、圧制者に頭を下げるのか。立ち上がるのだ、自由を取り戻すために!立ち上がる者はいないのか!」 「ビバ!ビバ、マリア!!」 村人たちが叫び声をあげ、空に銃を撃つ。 美女二人のリードで勝利に向って怒涛のように動き出す革命軍。ロドリゲスは大砲までもち出して猛反撃だ。だが二人の力の前にアエなく屈し、砦に逃げ延びる。 その3: そして 最後の決戦が開始された 二人のマリアをいただいた革命軍は雪崩のように砦に襲い掛かる。戦いの場面で活躍を見せてくれるのは一座の者たちだ。これほどコミカルな戦闘シーンは昨今見たことがなかった。そして、ついに革命は成功、花吹雪と歓呼の中をフロレスの銅像に別れをつげ、一座は旅立って行くのだった。 1965年 フランス イタリア・カラー 監督 ルイ・マル 出演 ブリジット・バルドー ジャンヌ・モロー ジョージ・ハミルトン ポーレット・デュボー グレゴアール・フォン・レッツォリ クラウディオ・ブルック カルロス・ロペス・モクテスマ ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.17 20:53:49
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