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シネマに賭けた青春「夢を追いかけた日々」の想い出

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大西俊郎@ リンク了解しました 中々凝ったブログですね。勉強になります。
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マフィアのボス、コルレオーネから跡目を引き継いだ三男マイケル(アル・パチーノ)が宿敵を倒し”ファミリー”を形成していく姿を、コルレオーネの若き日のエピソードを挿入しながら描いた作品

その1: 非情でなければなれないマフィアのドン!!

ヴィトーを継ぎ、2代目コルレオーネファミリーのドンになったマイケル。敵対する組織と対決しながら地盤を固めていくマイケル。それと同時にマーロン・ブランドが演じた初代コルレオーネの若き日(ロバート・デ・ニーロ)を描くことにより、アメリカ現代史の一側面を描きだしたのである。

監督のコッポラは「この映画は、父親の成功に取りつかれた男が、自らの崩壊を迎えようとする物語だ」と語っている。

「僕は変わる、必ず変わる勇気はある」
ドンの座に座ったマイケルは、そうつぶやく。そして、兄のフレドが自分を裏切ったことを知り、アルという腹心に兄を殺させるのだ。

仲の良かった兄弟たちが殺しあわねばならないファミリーの悲劇、全てが家族のため、組織を維持していくためなのだろうか。


その2: 血塗られたファミリーの歴史が重層的に描かれる

コルレオーネファミリーのドン、マイケルは息子の聖餐式の夜、何者かに襲撃される。キューバでのビジネスに向かった彼は、ハイマン・ロスが襲撃の黒幕と知り、復讐を計画。

マイケルの妻ケイ(ダイアン・キートン)は、裏の仕事を辞められない彼に離婚を宣告、家を出て行く。


その3; シチリア島に生まれた人間は、「復讐」が生き様のひとつなのか

「今日、お父さんが悪い人を殺したのはお前のためだよ。お前を永遠に愛しているよ」
と赤ん坊だったマイケルに囁く。マイケルの父ヴィトーが移民街の悪党を殺したときに云う言葉だ。これが赤ん坊に伝わったかどうかはわからない。

そして沖へ釣りに出かけた兄のフレドが、アルに殺されるシーンを家のガラス窓からみつめているマイケル。やがて庭に出て座り込んでしまう。彼の脳裏にあるのは、後悔の念だろうか、空しくやりきれない場面だ。

だが、この作品、第1作を凌駕する高い評価を受け、作品賞、監督賞はじめ6部門を受賞したのである。

1974年 アメリカ・カラー 監督 フランシス・フォード・コッポラ 出演 アル・パチーノ ロバート・デュバル ダイアン・キートン ロバート・デ・ニーロ

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Last updated  2007.12.29 17:09:14
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