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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:アメリカ ・ アクション
マフィアのボス、コルレオーネから跡目を引き継いだ三男マイケル(アル・パチーノ)が宿敵を倒し”ファミリー”を形成していく姿を、コルレオーネの若き日のエピソードを挿入しながら描いた作品 その1: 非情でなければなれないマフィアのドン!! ヴィトーを継ぎ、2代目コルレオーネファミリーのドンになったマイケル。敵対する組織と対決しながら地盤を固めていくマイケル。それと同時にマーロン・ブランドが演じた初代コルレオーネの若き日(ロバート・デ・ニーロ)を描くことにより、アメリカ現代史の一側面を描きだしたのである。 監督のコッポラは「この映画は、父親の成功に取りつかれた男が、自らの崩壊を迎えようとする物語だ」と語っている。 「僕は変わる、必ず変わる勇気はある」 ドンの座に座ったマイケルは、そうつぶやく。そして、兄のフレドが自分を裏切ったことを知り、アルという腹心に兄を殺させるのだ。 仲の良かった兄弟たちが殺しあわねばならないファミリーの悲劇、全てが家族のため、組織を維持していくためなのだろうか。 その2: 血塗られたファミリーの歴史が重層的に描かれる コルレオーネファミリーのドン、マイケルは息子の聖餐式の夜、何者かに襲撃される。キューバでのビジネスに向かった彼は、ハイマン・ロスが襲撃の黒幕と知り、復讐を計画。 マイケルの妻ケイ(ダイアン・キートン)は、裏の仕事を辞められない彼に離婚を宣告、家を出て行く。 その3; シチリア島に生まれた人間は、「復讐」が生き様のひとつなのか 「今日、お父さんが悪い人を殺したのはお前のためだよ。お前を永遠に愛しているよ」 と赤ん坊だったマイケルに囁く。マイケルの父ヴィトーが移民街の悪党を殺したときに云う言葉だ。これが赤ん坊に伝わったかどうかはわからない。 そして沖へ釣りに出かけた兄のフレドが、アルに殺されるシーンを家のガラス窓からみつめているマイケル。やがて庭に出て座り込んでしまう。彼の脳裏にあるのは、後悔の念だろうか、空しくやりきれない場面だ。 だが、この作品、第1作を凌駕する高い評価を受け、作品賞、監督賞はじめ6部門を受賞したのである。 1974年 アメリカ・カラー 監督 フランシス・フォード・コッポラ 出演 アル・パチーノ ロバート・デュバル ダイアン・キートン ロバート・デ・ニーロ ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.29 17:09:14
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