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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:松竹映画
岩手県釜石市で行なわれる講演会にかこつけて、釣りを楽しんだハマちゃんとスーさん。宿泊先で彼らが人違いをされてしまい・・・。人気シリーズが初の東北ロケに挑んだ話題作。 マドンナ役は『キャッツ』などのミュージカルで活躍してきた舞台女優の久野綾希子。 その1: ハマちゃんが社長、スーさんが運転手と今回は立場が入れ替わり・・・ 鈴木建設・営業三課の浜崎は相変わらず釣りに明け暮れる毎日。一方、社長の鈴木は、バブル崩壊などの影響で諸問題に囲まれ釣りを楽しむ暇もない。その上、妻の海外旅行でやもめ生活の有様。 そんなスーさんを家に招待したハマちゃんは、釜石に行ってアイナメを釣ろうと提案する。偶然にも週末、釜石で講演会を行うことになったスーさんは喜び勇んで、ハマちゃんを連れて岩手県へと出発。 今回はあの名物運転手はお供をしない。何故なら名目は釜石の講演会に行くということだが、実際はアイナメ釣りが目的なのだから、バレると都合が悪いのだ。従って自家用車を運転するのはス-さん自らだった。ハマちゃんは無免許だから後部座席に寝そべるほか無い。 やっとホテルに到着した二人を出迎えた市職員、ハマちゃんを社長と間違えてしまい、逆に運転手と間違えられたスーさんは、美しい仲居の澄子に世話をやかれることになる。 その2: ハマちゃんに講演会の大ピンチ いかにして切り抜けるか? 市職員が市の助役はじめ役人たちを案内してハマちゃんのところへ挨拶にくる。おう揚に構えて挨拶に応えるハマちゃんだが・・・。 スーさんは、 「ハマちゃん、あとをよろしく頼むよ」 と仲居の澄子と一緒に渓流に釣りに行ってしまうのだ。 やがて講演会の時間になった。壇上には大きな横幕が張ってあり、テーマが大書されている。題して「21世紀の都市建設」。 司会にどうぞと促されて壇上に現れたハマちゃん、聴衆の大拍手にビックリ、そしてタイトルを見て立ち往生。だが、さすがハマちゃんだ。腹を据えて喋り出す。 「今日はここに書いてある話はしませんよ」 聴衆は(一体、何を言い出すんだ)と呆けにとられている。 ハマちゃんは話しだした。なんと自分のカアちゃん、つまりミチコさんとの馴れ初めから息子の鯉太郎が生まれた話までをするのだ。いつの間にか聴衆はハマちゃんの話に引き込まれて、みんな笑い転げている。講演会は大成功だった。 二人が東京に帰ってくると、娘の結婚式のために東京にやってきた澄子が、鈴木を訪ねてきた。結婚式にも身分を偽って出るつもりだった二人だが、ちょうど居合わせた記者の橘がハマちゃんの身分を暴露してしまうのだ。スーさんはついに自分が社長であることを白状せざるをえなくなったのである。 その3: ウソはいつかは必ずばれると言う教訓だ 今回は釣りよりも替え玉事件の方が面白い。大成功した講演会の記事が写真入りで地方紙に掲載され、やがて東京本社に送られて来る。それを見た専務らにスーさんとハマちゃんは吊るし上げられる始末。バレルようなことをするなということだ。 1993年 松竹・カラー 監督 栗山富夫 出演 西田敏行 石田えり 喜多嶋舞 中本賢 戸川純 笹野高史 谷啓 加藤武 園田裕久 前田武彦 丹阿弥谷津子 久野綾希子 三國連太郎 ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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