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カテゴリ:アメリカ ・ 喜劇
「ガルボが笑う!」今でいうところのクール・ビューティーが身上の美人女優グレタ・ガルボ。彼女が笑うという事だけでも、当時大変話題になったそうである。エルンスト・ルビッチ監督の演出が冴えわたるラヴ・コメディの快作。 その1: ニノチカはある使命をおびてアメリカにやってきた堅物 北欧出身の神秘的な雰囲気を漂わせた美人グレタ・ガルボ、彼女が演じるニノチカはモスクワから来た堅物の共産党員だ。 めったに笑わない冷たい表情がガルボにふさわしい役柄だが、実はこの作品は喜劇なのだ。 この冗談もわからない生真面目な女にアタックするのが、メルヴィン・ダグラス扮するパリのプレイボーイ、レオンだ。 エッフェル塔に案内すると、彼女は2百13段の階段を一気に上って涼しい顔をしているのでいよいよ興味をもって、ニノチカ攻略にかかる。 その2: あの手この手で攻めるのだが・・・ なんとかニノチカを笑わせようと、冗談を言って彼女の気を引こうとするのだが。 「見てごらん、時計がキスしてる。針と針が重なって、素敵じゃないか」 「時計ですもの、当たり前でしょう。どこが素敵なの?」 「ニノチカ、真夜中なんだ。パリ中の人間が愛を囁く時間だよ」 キザなセリフを並べて関心を引いてみても普通の女には通用する殺し文句も、ニノチカには通用しない。 トントンと運ばないところが、この映画の面白いところだ。 その3: 楽しい恋物語がミュージカルになると・・・ かの有名なミュージカル映画「絹の靴下」(’57年 フレッド・アステア シド・チャリシー主演)は、この「ニノチカ」のブロードウエイミュージカルを映画化したものだ。 実に楽しいミュージカルだったのを覚えている。そして本編も面白く見せてくれる。 1939 アメリカ・モノクロ 監督 エルンスト・ルビッチ 出演 グレタ・ガルボ メルヴィン・ダグラス A HREF="http://blog.with2.net/link.php?338357">人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.11 17:39:16
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