|
カテゴリ:カ~コ
【ポスター】愛はひとりキャンディス・バーゲン
キャンディス・バーゲン、彼女が「グループ」でスクリーン・デビューしたとき、その気品漂う美貌に”グレイス・ケリーの再来”と騒がれた。彫が深く整った容貌、知的な雰囲気、まさしく「グループ」の中で、彼女は光りを放っていた。 キャンディスは1946年5月9日、カリフォルニア州ロサンゼルス・ビバリーヒルズで生まれた。スウェーデン系。 父は腹話術師のエドガー・バーゲン。母フランシス・バーゲン(FrancesBergen)も女優。幼い頃は名優チャールトン・ヘストンやウォルト・ディズニーに可愛がられ、ホームパーティではフレッド・アステアとのダンスを楽しんだこともある。 華やかな何不自由ない芸能界一家での生活を嫌い、14歳でスイスに留学。ペンシルベニア大学で美術史と絵画を専攻。彼女はカメラと文筆で身を立てるつもりだった。大学在学中にモデルをしていたところ、シドニー・ルメット監督の目に止まり、1966年「グループ」で映画デビュー。 「ソルジャーブルー」「続 ある愛の詩」「弾丸を噛め」などに出演、1979年、「結婚ゲーム」ではアカデミー助演女優賞にノミネートされ、実力派として評価される。だが、その一方で、社会の動きをみつめる自分を失うことなく、ライフ誌などに写真とエッセイを送り続けていた。 弾丸を噛め 「買物やティータイムを楽しむだけの女にはなりたくない」 と、彼女は戦争や女性の自立など、さまざまな社会問題に目を向けながら、女優として写真家として、進む道を模索し自分を見つめ続けた。 恋多き女と噂されながら、結婚に否定的だったキャンディスが家庭に憧れ始めたのは、30才を過ぎた頃のことだった。そして80年、彼女はヌーヴェル・ヴァーグの先駆者、47歳のルイ・マル監督と34歳で電撃結婚したのだ。 結婚後も「ベストフレンズ」や「ガンジー」「風とライオン」「THE WOMEN」などにも出演、演技の幅を拡げた。 そして1988年から1998年までテレビシリーズ『TVキャスター マーフィー・ブラウン』に主演し、エミー賞とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。 このドラマは全米では一大ムーブメントを巻き起こしたメガヒット・シットコムで、10年に渡って製作された。映画女優としては低迷していた彼女にとっても復活のチャンスとも言える番組でもあり、どちらかと言うと美人だけれど硬い印象のあった彼女のコメディエンヌとしての才能を全世界に知らしめた画期的作品でもあった。 写真家として「ヴォーグ」、「コスモポリタン」などのファッション誌や「ライフ」誌などに発表した作品は高い評価を得ている。 私生活ではルイ・マル監督と結婚し、1995年に死別した。現在は再婚している。マルとの間に娘が一人生まれた。彼女は現在63歳、もう一頑張りしてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.25 14:29:45
コメント(0) | コメントを書く
[カ~コ] カテゴリの最新記事
|