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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:マ~モ
マーク・レスター、この名を忘れても「小さな恋のメロディ」を忘れることは大多数の人はあるまいと思う。瑞々しい初恋の行方を追いかけたドキュメンタリータッチのラブロマンスだが、1971年(昭和46年)公開時、日本では爆発的なヒットを飛ばした。
11歳の少年ダニエルは同い年の少女メロディに恋をする。ままごとのような愛だが、ダニエルとメロディは真剣だ。墓地でリンゴをかじりながらのデート、学校をボイコットして海でのデート。波とたわむれ、砂遊びをする中で愛が確かめられていく。 そんな二人の愛を大人たちは理解しない。二人の両親も学校の先生も、よってたかって”愛”をぶち壊そうとする。 メロディは叫ぶ。 「幸福になりたいって、そんなに難しいことなの!」 ダニエルも言う。 「僕たちはただ、いつも一緒にいたいと思っているだけです。結婚って、そういう気持ちのことでしょう?」 そして、愛を語り合うふたり。 「50年ってどれくらい?」 「休みをぬかして150学期だ」 「そんなに愛せる? ムリよね」 「愛せるさ、もう1週間も愛してる」 石頭の大人たちと反対に学友たちは二人を応援、廃墟で二人の結婚式が挙げられる。ところが先生たちに追いかけられて逃げ出し、二人はトロッコにのって愛の旅路へ出発していくのである。 トロッコは草原をどこまでも走り続ける。二人の”愛”を乗せて、どこまでも・・・。 小さな恋のメロディ この映画は絶賛された。若者たちは二人の”無垢の愛”に共感した。私もその一人だった。 彼は1958年7月11日、イングランド、オックスフォードシャーで女優の母親と俳優兼プロデューサーの父親のもとに生まれた。 両親の影響で自然に子役として活動をはじめ、いくつかのTVシリーズに出演。その後9歳でチャールズ・ディケンズの小説「オリバー・ツイスト」をもとにした1968年の映画「オリバー!」に主演。この作品はアカデミー賞で作品賞、監督賞など6部門を受賞した。 オリバー! この作品で共演したジャック・ワイルドとは非常に親密になり、その後「小さな恋のメロディ」でも共演を果たした。その後もいくつかの映画に出演するが、28歳の時に俳優を辞め、学校で資格を取得し整体師に転身。チェルトナムでcarlton clinicという病院を開いている。 出演作品には他に、「小さな目撃者」がある。彼は1960年代から1970年代にかけて、イギリスまたはヨーロッパの映画で子役として活躍した。 小さな目撃者 私生活では1993年に結婚するも、2005年に離婚。その後看護婦と結婚した。4人の子供の父親である。(いずれも前妻との間の子供)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.01 12:38:41
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