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ケティ・フラド、彼女の名前を覚えておいでの方はいるだろうか。メキシコの女優さんで数々の映画で印象に残る作品を残している。
私が思い出すのは、マーロン・ブランド監督、主演の「片目のジャック」だ。見る前には題名どおり主人公が片目で出てくるのだろうと思っていたが、片目というのは裏切りを意味する比喩で、見事にしてやられた気ガしたものである。 官憲に追われ逃げる途中、自分を裏切って逃亡した相棒、そのおかげで自分ひとり刑務所暮らしになる。3年後、刑務所を脱走し、復讐に向かう。 だが、元の相棒はある町の保安官に収まっていた。奪った金を持ち逃げしメキシコ人の妻(ケティ・フラド)と娘のいる家庭を持って・・・。 そこへブランドがやってきた。おだやかな保安官の家庭に嵐が立ち込める。妻はやがて夫の昔の悪事を知ることになり・・・。 この映画のケティの演技は印象に残るモノだったと思う。 彼女は1924年1月16日、グアダラハラで生まれた。16歳の時に見出されてメキシコでデビュ。1951年からハリウッド映画にも出演しはじめ、1954年の「折れた槍」でメキシコ人俳優として初めてアカデミー助演女優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞 助演女優賞を受賞した。 他の出演作品には、「真昼の決闘」「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」「折れた槍」などがある。 彼女は、メキシコの女優として、ハリウッドとメキシコの両方で活躍した。私生活では二度の結婚、アーネスト・ボーグナインとも一時結婚していた。 そして、2002年7月5日、享年78歳で天国の人となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.12 12:23:46
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