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カテゴリ:アカデミー賞関連
アカデミー賞物語(1) ”映画の都”はかくして誕生 毎年3月、アカデミー賞授賞式にハリウッドは沸く。”映画の都”としての歴史は100年以上前に遡る。 映写機の特許権を握るトーマス・エジソンは、1908年、共同で映画の特許を管理する会社MPPCを設立。 これに対抗したのが、のちにパラマウントやユニヴァーサルと云った大会社に成長する新興製作会社だった。 彼らはMPPCに参加せず、フィルム、カメラ、映写機などに課せられる特許料から 逃れるため、秘密裡に撮影を開始した。 それもMPPCの本拠地ニューヨークから遠く離れた土地で撮影を開始したのである。 それが、ロサンゼルスの中心から約13キロ西に位置するハリウッドだった。 「ヒイラギの森」を意味する名前が物語るように、当時のハリウッドは広大な森林地帯、未開の地に等しかったが、11年に初の撮影所が誕生。以後、各社が相次いで撮影所を建設した。 17年には独占禁止法が発布されて特許権は違法とされ、ハリウッドは本格的な”映画の都”へと成長していったのである。 「週刊 20世紀シネマ館」より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.06 16:30:56
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