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テーマ:DVD映画鑑賞(14196)
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【中古】DVD 男はつらいよ 「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発します」 この名高いセリフで知られた”寅さん”が誕生したのは1969年(昭和44年)のことだった。 この作品が全48作にのぼるギネスブックにも載る大河喜劇になろうとは、山田洋次監督自身も想像出来なかったに違いない。 記念すべき第1作のマドンナは、御前様の娘[冬子]役で登場する光本幸子。清楚な和服姿に凛とした立ち姿を備えた初代マドンナである。 寅さんのハートにいきなり100万ボルトの火が点火する。悶々とする寅だが、婚約者が出現してあっさり振られてしまう。恋愛遍歴第1歩からモーレツなパンチを食らったようなものである。 開巻、20年ぶりに故郷・柴又にフラリと戻ってくる寅次郎。親父にブン殴られて家を出たきり生死不明だった男なのだ。 仰天するおいちゃん(森川信)、おばちゃん(三崎千恵子)。そしてたった一人の妹さくら(倍賞千恵子)・・・。 「お兄ちゃん!?」 「そうよ。おにいちゃんよ!」 再会の感動も冷めやらぬ寅は裏で印刷やを開業するタコ社長(太宰久雄)と殴り合いの喧嘩を始める始末。 印刷工場に勤める諏訪博(前田吟)は、さくらにホの字。寅が恋の指南役を買って出る。そして、さくらに愛の告白。 さくらは結婚を決意、盛大な結婚式が行われる。ところが博は父と不仲、8年前に家を飛び出していたのだ。 博の父、諏訪瓢一郎は式に出席、そして、息子に詫びる感動的なスピーチを披露する。 やがて、さくら夫婦には一子満男が生まれた。寅さんはまたフラりと旅に出る。そしてとある神社の境内でテキヤのタンカバイをする寅さんの姿があった。 印象に残るのは寅さんの「それを言っちゃアおしめえよ」 とおいちゃんの「バカだねえ」のセリフだ。 気合十分な寅のめちゃくちゃぶりが笑いを呼ぶ。笑いと涙に彩られたこの作品、見事な出来栄えと私は思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.08 21:21:23
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