スコールでひとやすみ

（関西では）嫁いだ娘に女の子が生まれると母方の祖母が雛人形を
贈る慣わしがあると田辺聖子さんの小説に書いてあったな・・・。

そのおせいさんの言葉どおり、母方の祖母が買ってくれた『おひなさま』。
今年初節句を迎えるおひなには、そのおひなさまを飾ることに。

節分が終わればいよいよ雛人形解禁。
20年以上も倉庫で眠っていた人形達、箱ごと仏間に大移動。

箱を開けて恐る恐る中を覗いてみると・・・

寝ぐせのついたお人形、顔にシミができたお人形

お人形も歳を重ねておりました。それも味があって良しとしよう。

おひなも手伝ってくれているみたいだけど・・・　

桃の花びら・・・あらら、千切ってしまいました。

　「触ったらダメよぉ～」

色鮮やかな着物のお人形を前に、じっとしているのは無理なようです。


一方、私は小さな飾り小物を人形の手に持たせたり、脇に差したり
どのお人形にどの飾りと小物かが良くわからなくて
なぜか小物が余るのですが、まぁまぁ適当で・・・。


なんとか、完成???　


おばあちゃんのお母さん、おばあちゃん、そして母である私
それぞれの人の想いが大きく詰まった小さなおひなさま
その想いがおひなにも伝わる日がくるといいな。

来年は飾れるかどうかわからないけどねぇ～。