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愛し愛されて生きるのさ。

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あきひこ827

あきひこ827

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2005.05.01
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お久しぶりです。
あきひこ827@新宿のインターネットカフェでゴザイマス。

何を隠そう、ワタクシ1人でインターネットカフェあるいはマンガ喫茶的な場に訪れるのは初めてである。
自宅のパソコンでのインターネットが不通になってしまい、調べ物があるがゆえに訪れてみたが、なかなか快適ぢゃないの。
暇つぶしにはもってこいである。

GWだっていうのに、店内はなかなかの混みよう。
しかもカップルの姿がやたら目に付く。
どっか他に行くトコないのか。

こうして大人になるにつれて、いろいろと「初体験」をクリアして経験値が上がっていくのでしょう。

そして「初体験」と言えば、先日私はとある「初体験」をした。
それはキャバクラである。

先週、仕事での売上達成率が初めて社内トップになり、金曜の夕方に上司(会社役員)に「おい、今日キャバクラでも行くか?」と問われた。
かなり戸惑ったが、「いや結構です」と言える空気でもなく、「あー、はい」と答えてしまったわけである。

しかもこの土地では1番高級なお店だったらしく、門構えからして違う。
とは言っても他の店を知らないからなんとも言えんが。

店内では松明がメラメラと炎を上げており、ビシッと決まった黒服ボーイが世話しなく動き回っている。
この時点で「生きる次元が違う」とカルチャーショックを受けてダメージ。

そして席に着くと、ご多分に漏れず女の子たちが「いらっしゃいませー、初めまして」と寄り添ってくる。
そこで私の体は既に硬直状態。
そんな私を横目に、上司や先輩たちは既にリラックスモード。
さすが、経験豊富な方たちは立ち振る舞いからして違う。

そのお店は、俗に言うキャバクラとは違い「ニュークラブ」と言うらしい。
要は客が飲んだ量が女の子の売り上げに比例するわけではなく、女の子も客に勧められないと酒を飲んではいけないらしい。
よくわかんないけど、妙に感心。

しかしキャバ嬢というのは、どの娘もみんな同じに見える。
化粧も衣装も同じような雰囲気だし、話す内容もみんな当たり障りがない。
おかげで名刺を8枚ほど貰ったが、顔を思い出せない娘が何人かいた。

また、私も「初めてですオーラ」が出ていたのか、お店の女の子から「こういうトコで楽しむコツ」をレクチャーされた。
乾杯の仕方やらタバコの火をつけられ方とか、細かいところから教えられた。
私は乾杯する際に、癖で相手よりコップを下に持っていってしまうのだが、こういうお店では女の子が謙る立場なので、それはやらないほうが良いとのこと。
なるほどね。

まあ徐々に雰囲気にも慣れて会話もそこそこ弾むようになったのだが、今回私を連れてきてくれた役員のお気に入りの娘が、やたら横柄なのが気になってしょうがなかった。

スタイルは抜群だし顔もかなり美人なのだが、いかんせん態度がふてぶてしい。
「こういうとこ初めてなの?ふーん、筆下ろしだ」とやたら上から目線。
「早く指名しなよ、気に入った娘いたんでしょ?」とイライラした様子も隠さない。
あやうくガチンコでケンカするとこだった。

なんだかんだで6時間そのお店で飲み食いし、さあお会計。
4人で6時間、お会計は「28万円」。

その伝票を見たとき、本気で立ちくらみがした。
「28万円…28まんえん…にじゅうはちまんえん…」と脳内セルフエコーがかかった気がした。

このお金でアフリカの難民を何人救えるのかしらん。
身内に申し訳が立たないとはこのことである。

しかしその会計を見た、例の愛想のないキャバ嬢が突然気炎を上げた。
ボーイを呼んで「28万円って高くない?もうちょっと値引きしろよ」と、お店の人間であるにも関わらず、値引き交渉。

「28万円あればアタシが今着てるスーツをもう1着買えんだよ。アタシを誰だと思ってんの」
「値段が高けりゃいいってモンでもないんだよ」
「アタシの株が上がるか下がるかの瀬戸際なんだよ」
「アンタじゃ駄目だ、店長呼べ」

なんだか客である私の方がドン引きしてしまった。

するとボーイが寄ってきて「○○さん、お電話です」とその娘を呼びに来た。
「チキショー、拉致られる。ちょっと気張ってくるわ」と男前な発言。
そしてその娘は奥に引っ込み、30分ほど帰ってこなかった。
きっと奥で激しいバトルが繰り広げられたのだろう。
ちょっとカッコ良かった。

結局値段はほとんど負からなかった。
でもそんなスタンスのキャバ嬢もいるのだということを知ったことだけでも貴重な経験である。
やたら密度の濃い夜だった。

次の日、かなりの二日酔いになったことは言うまでもない。







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最終更新日  2005.05.01 16:48:49
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