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カテゴリ:私の日記
それは、 見事なまでに 鮮やかな尻もちだった。 2本の足は弧を描いて頭より高く上がり スローモーションで空中浮遊する感覚のさなか 突如、強力なGによって地球に引き戻された。
どっし~~ん
驚きと好奇の光を帯びた100に近い瞳が、いっせいに私に向けられ 私は 場違いのような「ガッハッハ」とともに 照れ隠しで大の字に倒れ、死んだふりをした。
しばしの沈黙を破り「大丈夫ですか?」とK先生の声がした。
「平気、平気」 私はおもむろに立ちあがり 何もなかったかのように、もとの場所に戻った。 じわじわと広がってくる痛みを隠すように、満面の笑みを浮かべて。
(昨日、保育園児のお昼寝の時にね、ふざけてカーテンを開ける子がいたの。閉めてねと合図しても効き目がないから、その子のところにササ~ッと駆け寄ろうとしたら、このザマよ。落ちた衝撃で、背中と肩と、なぜか腕が痛い。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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